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生きる力

深い樹木の森は淡いエメラルドグリーンで、
セルリアンブルーで、

絵を描く自分の魂は、
いつもそこで少し笑って、じっと佇んでいる。

その森の中に立っている時だけ、
ようやく自分に辿り着き、
内省の世界にたゆたうことができる。

森の外はしんどくて、
できない自分が常に生きていて、
身体の不調も絶え間なく主張してくるものだから、連動して精神の不調にも波及してくる。

天界から降りてくるもの、
若かった母との光の時間、半年しか生きられなかった犬、まるで前世ほども昔の記憶。

生きていると、悲しいことばかり。
生きていると、悲しみが振り積もっていくばかり。

悲しみの力が生きる力になるなんて、気付かずに生きてきた。

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