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そんな顧客と付き合わなくていいんだよ。売れているコンサルタントは。

強気なタイトルで申し訳ありません😅

2月下旬、決算期前に入り、予算消化&激務タイムラインの時期となりました。死にかけのコンサルタントが今日も今日とて夜鍋をして資料を作成していることでしょう。

全国のハードワーカーにリスペクトをしつつ、働き方ではなく、契約先(顧客)の見直しを推奨します。

顧客がコンサルタントを選ぶように、コンサルタントも顧客やPJを選ぶ権利があります。売れている者の強みを存分に活かしましょう。

それでは本日は、見限るべき顧客とはどのような顧客なのかを論じてみたいと思います✨


なぜこんな生意気なタイトルをつけるのか

イキっているわけではありません。毎日ヒヤヒヤです。


コンサルタントとして案件の獲得が潤沢になってくると、それはもう安泰でガッポガッポだと思われがちですが、それはそれで新たな悩みがでてくるものです。
代表的なものは「稼働率の限界」。そしてそれは「新規開拓の停留」という中長期的に極めて悪影響を与える要因につながっていきます。

誰もが1日は24時間であり、1年は365日です。ネットワークに流しまくるという外注屋にならない限りは、どんな名コンサルタントも抱えれるPJ数に限界があります。だからこそ、良質な顧客やプロジェクトを厳しい目で選別しなければなりません。

駆け出しの頃に比べると、贅沢な悩みと思いますが、評判が評判を呼ぶこの職業において、切るべき顧客・受注してはいけないPJというものは確かに存在しています。また、業界全体のことを考えると、そういった切るべき顧客を切らないと真の意味で発展にはつながりません。

とはいえ、目の前にある案件(フィー)を敢えて獲らないのは非常に勇気のいることです。本当に・・・本当に・・・・😭

今回も自戒の意味を込めて、自分なりの「付き合わなくていい顧客」ルールを列記していきます。
評価ポイントは「肉体的疲労度」「精神的疲労度」「評判リスク」の3点です。それでは行きましょう!


良質なコンサルタントはこんな顧客と付き合うな

ビジネスの世界では丸腰で挑むやつが悪とみなされます

①コンプライアンス意識の低い顧客
肉体的疲労度★★★
精神的疲労度★★★★
評判リスク ★★★★★
ここでいうコンプライアンス意識の低さは、社外・社内の双方を指します。社内の場合はパワハラなどが横行していないか。社外の場合は社会的マナー、ルールをしっかりと守っているかを観察する必要があります(受付や営業マンにその質がよく現れる)。
よくあるのが、「普通はアウトだけれども、これは業界の慣習だから」といってグレーゾーンをいつまでも当たり前のように責め続けている顧客になります。基本的にそういった慣習(抜け道)はいつか封鎖されるので、このご時世になってもそんな頭の悪いことをしているクライアントはさっさと斬るべきです。万が一契約してしまった場合は、契約書の規定に違反するようなケースを迫られないかの注意&契約更新時には絶対に更新しないことです。
こういった顧客を抱えていると俗にいうレピテーションリスクの最たるもので、将来の自分の評判が危うくなる可能性も大です。


②ブレまくる顧客

肉体的疲労度★★★
精神的疲労度★★★★★
評判リスク ★★★★
この場合はコンサルでよくいわれる「スコープ外」には該当しません。とにかく、会うたびに前回言っていたことと意見がコロコロ変わる顧客のことを指します。
よく見かけるのは、従業員の反対があったら、それにビビり倒して、即刻自分の意見を取り下げる経営者の方です。これは心根が優しい方に多い。その生き方を否定する気は全くありません。けれど、合法かつ、全員が楽でHAPPYになれる方法っていうのは経営の世界には存在しません。
根拠なき優しさ=最も無責任、ということであり、こういうクライアントを持っているとコンサルタントとしての成績(成果)はドンドン悪くなります。ということはブランディングや口コミは期待できない、ということ。
何よりコロコロ意見が変わるのに振り回される精神的疲労度は本当に危険です。一定の距離を置き、徐々に完全フェードアウトしていきましょう。そう、遠距離恋愛のようにね。(遠距離恋愛経験なし)


③入金が遅れる顧客

肉体的疲労度★
精神的疲労度★★★★
評判リスク ★
1〜2回ならば良いのですが、これが常習化しているような顧客は、当然切るべき候補に上がります。
請求書の〆日に振り込みができない顧客は従業員の給料日に給料払わない経営者と同じ。そんな会社に未来はありません。
最終的に支払ってくれれば、被害自体はほとんどありませんが、結構気になるものなんですよね。フリーランスやっていると。口座確認するたびにドキドキするのも無駄な疲労です。

④品位のないマーケティングをしている顧客
肉体的疲労度★★
精神的疲労度★★★★
評判リスク ★★★★★
①に通じるものはありますが、ルール上はOKでも倫理的にどうなの?といういう手法でマーケティングをしている顧客が常に一定数います。
特に私が手がけているヘルスケア領域に関しては極めて高い品格が求められるのですが、そんな事はお構いなしに、10代・20代に媚びる安易なSNSマーケティングをしている医療ビジネスが稀にあり、本当に辟易します。これは自由診療の世界が多いですね。
その安っぽいインスタを投稿する前に、世話になったオーベンを思い出してみてほしい。



本日のまとめ

会社は顧客と共に成長していくもの


こうやって見返してみると、やはり精神的疲労度の高い顧客からきっていくべきなんだな、と再認識します。次が評判リスクかな🤔
肉体的疲労度はどうやら私の優先順位としては低いみたいです。とはいえ、睡眠時間は絶対確保しないといけません。徹夜してパフォーマンス上がった人なんて見たことないもん。

悪意がなくても、結果として悪質な顧客って地雷女性と同じではないでしょうか。その地雷原を歩いた時点で負けです。
コンサルは良くも悪くも人月商売ですので、顧客をきったら、その分しっかりと休むことができます。ひょっとしたら良質な顧客だけを捕まえて顧客整理できず、休むこともままならないのが一番大変なことなのかもしれません💦

私が契約している顧客は本当に誠実かつ、前衛的な挑戦心をもった方達ばかりであると胸を張っていえます。
双方緊張感をもって仕事に挑むことの充実感に感謝😆😆

良い仕事と良い目利きは良い循環を産む。
全てのコンサルタントに幸あれ。

KCC


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