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和田誠展に行ってきた

2,500円で東京の美術館・博物館99施設を最初に使ってから2ヶ月間回り放題の「ぐるっとパス」を買ったので、初台の東京オペラシティアートギャラリーに行ってきた。今日は和田誠展が開催されていました♪

ぐるっとパス2021

正直和田誠さんと絵が頭の中でイコールになっていませんでした。(この方がこの絵を書いたのね!と)きっと、絶対に人生の中でどこかで1度は目にしてはいたんだろうけど。

たまたま、お昼時ご飯を食べながら見ていたヒルナンデスのクッキングコーナーで平野レミさんが「旦那の展覧会、初台でやってるのよーーーー」と言っていて、あー行ってみようかなくらいのモチベーションで行きました。

行ってみたら平日なのに、めちゃめちゃめちゃめちゃ人多いやん!

でも、歩みを進めたら理由がわかりました。

小学生でこの画力、このユーモラス。でも、勉強として「図工」でやる絵は好きではなかったそうで楽しみのために絵を描くということが好きだった和田さん。とにかく描いて描いて真似んで学んで、授業中先生の似顔絵で時間割を作ったり、大学時代見た映画を4コマ漫画でまとめたり、映画を見て日本で配給されていない映画のポスターを書いてみたり、画集を写してスケッチしたりと…

すごい人だ、この人。

まさに、好きこそ物の上手なれを体現されていらっしゃる方。もちろんそこに、好きがあったのが大前提だったとはいえ。上手いもの、素敵なものを自分で書いてみたりすることは大切なんだな。

そして、本質を捉えている方。本質を押さえるとここまでシンプルで、どんな人にもダイレクトにわかりやすく伝わるのだと思った。それはビジネスにおいても、漫才でもなんでも共通する。

その眼を養うには、客観的に見たら良いのだろうか?でも突き詰めた先にきっと見える審美眼みたいなものなのかしら。

中央に立つ柱が1年ずつ和田さんの歴史が書かれています

この柱を中学生までだけでも隅々まで見た時に

【ああ、ここに来てよかったな】と、ふと

人の人生(物語)を知ることはとても興味深いし、取り組むこと全てに楽しみだけど、ちょっと冷めてる…みたいな和田さんの在り方がとても素敵だと

修学旅行のときの日記。ご飯がまずいとか、三流の芸妓さんを見た話が書いてある
週刊文春の表紙がずらっと
フォントの作成も

イラストだけではなく、脚本・監督・作曲・装丁・演出…など本当に色々なことを
良い経験だと、割といつも即決で決められるという和田誠。

本当に魅力的な人に、初台で出会うことができて私の人生も何か動き出しそう。
とにかく、刺激を受けたとても充実した展覧会でした。


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