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部下からアイデア出てこない、と嘆く前に.....

部下からなかなかアイデアが出てこない。

という不満も、実は、マネージャー自身の問いに問題があるかもしれません。

初年度 売上1億円を達成できるアイデアを出そう。
特許戦略上、重要な切り口となるアイデアを出そう。
他社にないイノベーティブなアイデアを出そう。

こうした問いでは、部下も萎縮してしまい何も出てきません。もちろん目標としては大切ですが、発想のステップを刻むことが大切です。

当社のサービスで、使い難いなど不便な点を挙げてみよう。

これならば、誰しも何かしらの不満を感じているはずで、発言が促されます。もちろん自分自身がそのサービスの対象ユーザーでなくとも、お客様から日々、何かしらのフィードバックをもらっているでしょうから、ひとまずそれを共有するだけでも十分だと思います。

ポイントは、いきなりアイデアを出そうとしないこと。まずはアイデアの種になるようなものを共有することから始めると良いと思います。

今までボツになったアイデアの中で、まだいけるんじゃないかと気になっているものを挙げてみよう。

市場は刻一刻と変化しています。競合他社が新サービスをリリースすることで外部環境は変化します。

その時には採用されなかったアイデアも、タイミングが合わなかっただけで、時間が経ち、機が熟せば有用なアイデアになっている場合もあるものです。

また、発想してから時間が経ったアイデアは、自分自身の拘りからも解放されています。客観的な視点でそのアイデアをブラッシュアップすることもできるでしょう。

自分が使いたい、欲しいと思えるサービスはなんだろうか?

自社サービスの対象ユーザーが、必ずしも社員の属性と合っているわけでもありません。ただ、あながち間違っているわけでもないのです。購入する立場になって考えれば、意外と良いポイントが見つかるものです。

最終的には、大きなアイデアにつながることを期待しつつ、まずは発言しやすい切り口を提示することが大切です。

チームビルディング 向け「アートでおしゃべり」では、チームメンバーが発言しやすい環境(=心理的安全性)を体現できます。こうしたプログラムも併用しながら、部下の発想が促される対話を作っていけると良いと思います。

記事:フクフクプラス アートファシリテーター 磯村歩

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対話ができるチームをつくる テレワーク時代の組織づくり 
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