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最新のお仕事|別冊太陽 工芸の国、ニッポン。

別冊太陽スペシャル 工芸の国、ニッポン。』(平凡社、2020)の特集ページにて「染織」「ガラス・七宝」「人形」、民藝のページにて「バーナード・リーチ」「芹沢銈介」、作家インタビューでは江戸切子作家の但野英芳さんテキストを担当させていただきました。
竹橋にあった工芸館が金沢に移転したことを記念に発刊された号です。

「工芸」というと陶磁器や漆器のイメージが強いですが、竹工芸や金工、染織やガラス、日常に溶け込む食器から美術館に飾られるオブジェまで、その言葉の及ぶ範囲は広い。私も文章を書いているうちに「工芸って何・・・これは工芸なのか?民藝・・・?」と迷宮に迷い込んでしまいました。そのあたりも本紙にありますので、読んで勉強します・・・!

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陶磁器に関しては大学や社会に出てからも触れる機会があり、工芸の展覧会にはよく足を運んでいたつもりでした。しかし、その歴史やどのようにして芸術作品になったのか、主要な作家・作品など、改めて調べようと思うとなかなか通観できるようなものがないと実感しました。本当に、やきものとそれ以外のジャンルでの知名度や知識量が違うので、これはもっと他のジャンルを知ってアピールしていかなければと思うのです。
民藝についても同様で、「民藝」というワードや関わった人物はよく知られていますが、工芸と民藝はどう違うのか、彼らが何を思って活動していたのかを知る良い機会になりました。

写真は、並河靖之の瑠璃漆黒や堀柳女の人形の衣装にかけたチュールの質感がよく出ていますし、民藝のページはニュアンスグレーと横長で硬めの明朝体がかっこいいので、ぜひ見ていただきたいです。

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また今回、江戸切子作家の但野英芳さんの工房にお邪魔し、取材させていただきました。メディア露出も多い方ですし、取材中にもお客様がいらっしゃって、お忙しい中、時間を割いてくださいました。
伝えたいことは全部記事にぶち込めたと思うので、こちらもぜひ読んでいただきたいです。
(スカルや風神雷神をモチーフにしているので、オラオラした方なのかなと思っていたのですが、全然そんなことなくて落ち着いた方でした)(失礼)

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