卒業論文をやり直す会⑥|2022年9月
2カ月ぶりのオンラインミーティングが開催! 秋になってしまった!
ご報告として、Kちゃんが体調不良のため、しばらくお休みすることになりましたので、今回の卒論リベンジの進捗報告は3名分となります。
また、各自執筆がメインの活動となってきましたので、以降は章立てを示しつつ文章量の進捗報告となりそうです。(新たな発見のご報告はなさそう)
進捗発表
あさの|ルネ・ラリック つむじ風
浅野の進捗は7〜8月分でご報告した通り、序章と作家プロフィール、作品紹介の部分が執筆済みです。現在は、『世界ガラス工芸史』(美術出版社)の冒頭からアール・デコまでを読み、ガラスの歴史年表の正確性を高めております。
複数の研究者が文章を寄せていて、情報の安心感がハンパないです。
これまでの発表パワポから文字要素を抜き出しているので、全体の文字量は割と多い状況です。今後は、①それらを綺麗にテキスト化する、②他の作家との比較、が主な作業となります。
比較作品について、横軸は、アール・ヌーヴォーの代表的作家エミール・ガレ、アール・ヌーヴォーからアール・デコにかけて活躍したドーム(、デコからデコ以降の作例としてイッタラ?)を、縦軸は、無色透明のガラスを考えています。
TTR|グスタフ・クリムト メーダ・プリマヴェージの肖像
9月の段階では「作品のディスクリプション」を終え、「絵のモデルについて」「同時代の美術界隈の流れ」の執筆を進めています。
ディスクリプションは、メーダの髪型や表情、ポーズ、洋服や背景の細かい描写を詳細に説明しており、しっかりと観察している印象でした。各章の執筆を進めていくなかで、結論を考えていきます。
絵のモデルや制作背景、当時のクリムトや芸術動向など、作品の考察に入るまでのパートのボリュームがあるので、息切れしないように程々にしたほうが良いのではと私は心配しています。
M氏|鴨居玲にみるゴヤの影響
現在、上記の構成をもとに執筆を進めています。
ゴヤの先行研究に関しては、論文や資料などたくさんあるかと思いますが、鴨居玲に関しては、作家と交流のあった日動画廊代表取締役副社長の長谷川智恵子さんの著書や新聞記事、日本美術年鑑などを参照しています。
作品研究ではなく作家研究、ふたりの作家の比較となるため、当時あるいは現在の評価や作家の生活、思想なども視野に入れ、扱う作品も複数選ぶ必要があります。研究素材が多く、深みのある研究論文になりそうです。
総括
2カ月分のミーティングができず、各自執筆が思うように進んでいないのが痛手ですね。ウェブ会議とまでいかなくとも、文字ベースで進捗報告できればよかったかもしれません。それも文字打つの大変だな。
10月末に80%、11月末にほぼ完成、12月24日に間に合わせるスケジュールで、
「箇条書きでも良いのでとにかく埋める!無理をしない!」をテーマに進めていきたいです。
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