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8月。
アルスシムラの本科の授業は夏休み。
授業がお休みの間、嵯峨校では染めと織りのワークショップを開催しました。

夏の時期のワークショップは久しぶり。陽ざしに負けず華やかに咲いている百日紅で、織り入れる糸を染めました。

百日紅で染めた色


どんな色も受け入れてくれる百日紅の穏やかなベージュと、赤味のあるグレー。その色をベースに様々な色を一本一本響かせるように織り入れる方。イランの砂漠やモスク等、物語のように織り入れる方。織が初めての方も何回目かの方も、その人の人柄が機の上に色やリズムとなって現れます。

機織りの様子

染めと織り。
私たちの仕事の両輪を一度に体験して頂けるワークショップ。
ゆったりと植物の色が糸に染まっていく様子を体感すると、手に取る色もまた愛おしくなります。

小管立てに並べた色糸たち

8月も終盤。
嵯峨校に本科の生徒の楽しそうな声が戻ってきました。
高野山での染めの話や徳島での藍の体験、東北での染織を巡る旅など
手仕事を共にする仲間との話は尽きません。

紫根の花

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