見出し画像

夢中になれるものを見つけるには

この記事を読み始めたあなたは

* 「何者か」になりたい
* やりたいことができてない
* 今の仕事が自分にあってない気がする
* 物事に身が入らない
* なんだか今のままだと将来に不安がある

そんな気持ちをいだいているのではないでしょうか。

そんなとき、第一線で活躍している人や、何かを成し遂げた人たちが
「ただ夢中になってやり続けただけです」
そう口をそろえて答える姿を思い起こし
「自分も夢中になれるものがあれば...」と感じて、この記事を開いてくださったのだと思います。

夢中になれるものを探しに行くとどうなるか

でも、残念ながら夢中になれるものを探しても、実際に見つけることができるのはほんの限られた確率です。
自分が夢中になれるものに出会えさえすれば良いのではなく、
さらに出会えたあと実際に夢中になれるところまで継続しないといけないからです。

物事の本当のおもしろは、すこし触ったくらいではわからないものです。
実はいまやっていることを、もう少し続けたら夢中になれるのかもしれません。
そうであれば、「これはダメそうだ」と思って他に夢中になれそうなものを探すのは、むしろ物事に夢中になれることから遠ざかることにも繋がります。

やり続けるのが良いのか、別のことに手を出すのが良いのかすらも分からないのなら、
やはり夢中になれるものを見つけられるのはほんのひと握りの運がいい人だけなのでしょうか...

画像1

夢中になれるものを見つける裏技

実は運に頼らずに自助努力によって、夢中になれるものをつかみ取る裏技があります。
今まで誰も明かさなかったその驚くべき秘術を解き明かしていきましょう。

さて、世の中には受験勉強を毎日15時間でもやり続けることができる人たちがいます。
心惹かれる楽しいことがたくさんあるのに、ずっと机に向かってうんうん唸りながら勉強を続けるなんて、普通の人にはできることではありません。
そういう人たちは夢中でやっているから続けられているはずです。
ここに夢中になれるものを自分でつかみ取るヒントがあります。

そんな彼らは勉強そのものが大好きでしかたなくて夢中になっているのでしょうか?
多くはそうではないでしょう。
得意科目だったら勉強そのものが楽しいかもしれませんが、受験勉強は苦手科目も克服しなければならないものです。
苦手科目があってもずっと続けられるのは、何か別の理由があるはずです。

受験をがんばった経験がある人なら思い当たる節があるかもしれません。
それは、受験に成功した未来に夢をみているから、受験勉強に夢中になれるのです。
たとえば入学試験だったら「この学校に入れば、こんなに素敵なことが待っているんだ」と夢を見ているから、少々の辛い勉強でも夢中になって何時間でも続けられるのです。
勉強そのものに夢中になっているのではなく、その先にある未来につながる日々に夢中になっているのです。

「夢中」とは「夢の中にいる」と書きます。
それならば、自ら意図的に夢をみる努力をして、その世界に入り込んでしまえばいいのです。

画像2

虚構でも良いのか

ある人はそれを聞いてこう考えるでしょう。
「夢とはつまり虚構であるから、実際には正しくないかもしれないではないか」と。

でも、人生において本当に正しい選択なんてそもそも存在するんでしょうか?
仮に存在しても、その正解を見つけて絶対に正しいと証明する方法なんてあるんでしょうか?
そんなことができるのは、人智を超えた神とか仏とか宇宙とか、ヤギの中ではさくらちゃんくらいのものです。

画像3

生身の人間ができることは、いま考えうる最も正しそうな仮説をいったん信じ切ってそこに向かって走りきることです。
その上ではじめて次のステージが見えてきて、そこで次の方向に舵を切り直せば良いのです。
まずいったん走りきるために、虚構でもいいから夢をみるのです。

「正しいかどうかわからないから」と、走り出すことすらしない人は、次のステージが見えることもなく、同じ場所にとどまり続けるのみです。

入学試験だって、その学校に入学できたところでその人の人生がすべてうまくいくなんて保証はない中で、
「この学校に入学できればこんなに素晴らしい未来が広がってるに違いないんだぁ!」
夢をみることで不安を断ち切り、夢中になってやりきるからこそ、
仮にその学校に入るという選択が正しくなかったとしても、もっといい選択肢が見つかったり、受験勉強の経験が別の形で活きてくるものです。

未来を妄想して夢をみることができるのは、おそらく人間特有の能力でしょう。
夢をみるからこそ、他者から見たら非合理的にも思えるような選択をして、そのおかげで文化や技術を今日まで発展させてきたのだと思います。
人類として生まれたのにもかかわらず、虚構に夢をみられるというこの恵まれた能力を活かさないのはあまりにももったいないことです。

夢をみること自体にも夢をみる

さて、あとは実際にいま目の前にある手頃なものに無理やり夢をみるだけです。
その夢が醒めないように、毎日、毎刻に気持ちをあらためて夢への憧憬の気持ちを高めることです。
その方法は問いません。

たとえばこの記事を定期的に読み直していただいてもいいですし、自己暗示をかけてもいいです。
あるいは信じる神に
「ああ、このすばらしき未来につながる尊き使命を私にくださり、ありがとうございます」
と感謝で心を満たしてもいいし、受験勉強における塾講師のようにあなたを洗脳してくれる人を見つけるのでも良いでしょう。

そうやって夢を見続けるために自分にあった方法を模索し試行錯誤すること自体にも
「ああ、夢をみる努力をすることがこんなにも素晴らしい未来に繋がっているのだ」
と夢をみて、そこに夢中になって努力すれば良いのです。

画像4

ほら、考えてみてください。
世の中の大半の人は「努力とは我慢して無理して時間と体力をどれだけかけるかだ」と思いこんでいます。
その中でこの記事に興味を持った人たちは「いや、無理したところで夢中になって取り組めなかったら大した結果は生まない」と気づいた少数の人たちです。
さらにここまで読み進めてくださったあなたは「夢中になれるものを探すのではなく、今あるものに夢をみる工夫こそが努力だ」と気づいています。

思考停止して時間や体力を無駄にする人たちでもなく
夢中になれるものをただ運に任せて探す人たちでもなく
自ら夢をみる工夫をするという真理にたどり着いたあなたはすでに世界のほんのひと握りの存在です。
もうそれだけですでに世の中の大半の人よりも進んだ場所にいるわけです。

その上で実際に夢をみつづける工夫を実践したら...
想像しただけでが広がりますね!
さっそくこれから取り掛かる仕事でも勉学でも家事でも遊びでも、そこに夢をみて夢中で挑み、さらに豊かな世界を創造してください。

もしこのnoteを読んで「おもしろかったな」と思ったらシェアしたり、下の「サポートをする」から応援していただけると、次のnoteを書くエネルギーになります!

画像5

さくらちゃんの追悼写真集を手に入れる
最新のさくらちゃんの写真をもっと見る
他の記事を見る
仕事を依頼する

Kyashでサポートする

画像6