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手放して、手に入れたもの

今日から9月。月並みだけど早いもので、2020年もあと3ヶ月という事に驚く。解かりやすく頬を撫でる風の温度が変わっているを感じる。夏が終わろうとしてるね。

6月中旬、突然に退職する事に。コロナによる業績悪化があり、まーた凄いタイミングで社内の策士的立ち位置の同僚に、徹底的に嫌われてしまったんだと思う。

私は陰で操作したり、上手く立ち回る事は本当に苦手だ。世渡り戦闘能力がゼロなのである。その同僚が陰でしたことを責める気は無い。自分にも原因はある。

ただ生活費を稼ぐという【手段】ではなく、愛を込めて打ち込んだ結果、【月収】をいただく気持ちで打ち込んできた仕事を手放す事態になった事がとても悲しく、とても残念だった。

闘病生活より辛いものはないと思い生きてきたけど、その時の打撃は本当に大きかった。

代わりに、抱えていたはずの膨大なタスクも、どう形にするか頭をひねっていた案件も、楽しいけれど多分に無理をしていた状況も、あっさりと【もう私には関係無い事】に変わった。

アラフォーにして語彙が稚拙で恥ずかしい限りだけども、どちらの意味でもスゲいものである。

もう一度言おう、スゲーーーーーい。。 
1日にしてこんなに、人生って変わるんだね。

ただ、人間は素晴らしい。どんな苦しみ悲しみ、絶望も痛みも手放す事が出来る。

”悲しい”って感情にラベルを貼ってとりあえずまぁ一旦置いといて、自分の状況をただ見つめる。

責任も何も無い、面倒なしがらみもない、最高に自由な無職の女がそこにいる。
ふふっ、面白い事になってきた。
単純に肩の荷が降りて軽やかにラクになった。

何という無敵感!!(オバサンが何言ってんだ!)

無職になり東京に生息するアラフォー独身女、気が狂ったんだとお思いの方もいるかもしれない。
もちろん莫大ではないけどしばらくの生活資金あっての事。

そして、もう一つ。''治癒力"。
当たり前みたいに人間が持っている、奇跡的な能力に助けられている。
辛かった記憶も、心の傷も少しずつ原色が少しずつ退色していくように癒えていく。

そんなわけで、3ヶ月もすれば今日もご飯が美味しく、うまうまと満面の笑みでご飯むしゃむしゃだし、

面白いもんは面白いし、はためく風に煌めく木の葉はめちゃくちゃ美しいのである。

そして、仕事を手放して私は自分自身が皮の下に隠していた、本当の欲求を知る事ができた。

①もう、無理はしない。自分の本当の気持ちに素直になる。

②ある程度、時間的自由を確保できる仕事を選ぶ。

③まずは小規模でいい。事業を形にしていく。

手放さなければ、手に入らないものがある。





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