ハートのご馳走
先日開催した読むアロマオンライン読書会forアロマセラピストVol.10『哀しい予感』
この読書会は、物語の感想を語りあうほかに、それぞれの「物語の香り」もシェアするスタイル。
参加者のみなさんの多くはアロマセラピーを学んだことがあり、精油を活用されている方々です。
会の醍醐味はなんといってもそれぞれの物語の香りを創ること。
作品のどの部分を切り取ったのか
テーマは何か
どんなイメージなのか
読書感想の一番純度の高いものが精油にギュッと込められ、香りを嗅いだ瞬間、言語化されたもの、されていないものも含め、その人の物語がダイレクトに感じられるのです。
ブレンドレシピを作るときの過程もまた面白くて。
「リラックス」「不眠」など目的別に選ぶ時と違って、物語の文脈と精油のストーリーをつなげて選ぶから、普段とは違う選択をするんですね。
今回も、「パチュリ、ベチバー、シダーウッド」と“ベースノート祭り”ブレンドや、「サンダルウッド、フランキンセンス、ミルラ」の賢者そろい踏みブレンドが登場!
私も、香りのテイストが独特で、いつもはあまり選ばないクラリセージを「幻想の一掃」「捉え方に明晰性を与える」などの意味を入れたくて加えたところ、深みが増し、とても好きなブレンドに仕上がりました。
精油ひとつひとつに物語から受け取ったものをたくして仕上がった香りは、「わたしの『哀しい予感』」を表現してくるもの。
そしてここが精油のスゴイところなのですが、効果効能ではなく、文脈から選んだにもかかわらず、結果、自身の心身に必要な作用も持つブレンドになっているんですよね。
でも、それはよくよく考えるとミラクルでもなんでもなくて、当たり前のことなのです。
①物語の響いた部分は自分を映す鏡
②鏡に映し出されたものとつながる精油は、成分や植物の育つ環境など「つながる根拠」をもっている
③それらの根拠はその人を癒したりサポートしたりする働きも併せ持つ
物語も精油も、なんて私に優しいの・・・
なんかね。感動。
そうして生まれた香りを読書会でお互いにシェアできるのは、それはもう楽しくて!
その世界に魅せられた者同士だけに通じる言葉で話すことのわくわくとでも申しましょうか(笑)
「音を鳴らせばニュアンスを分かり合えるように」
「ボールを追いかければお互いのコンディションが知れるように」
「一皿を食べれば歩んできた道が理解できるように」
きっとたくさんの熱い語りの場があちこちにあるんだろうな。
わたしはこういう時間はハートにご馳走をもらっているように感じていて、人生にもっともっと増やしていきたいと思っています。
みなさんのハートのご馳走はなんでしょう?
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