至福の読書会「モモ」編
いつのころからか「読書会」が気になっていました。
参加してみたくていろいろ調べて、でも勇気が出なくて。
きっかけをつかめずにいたら、なんと自分で開催することになっていました。これを幸せと言わずして何と言いましょう!至福、至福です!
ではなぜ読書会なのか。
子供のころから読書は好きだったけど、「大好きになった」のは遅くて大学時代から。友達の影響で、本や映画、舞台にたくさん触れるようになったのがきっかけ。
その理由は多分、「感想を話し合うのが楽しくて、心が満たされたから」
同じ作品を読んだり観たりして、「どこが面白かったか」「刺さったセリフはどれか」「どのシーンにやられたか」を語りあうのは、感じたことや考えを共有し、それが同じでも違っていても、お互いを認め合う最高のコミュニケーションだと思ったからです。そのイメージが読書会にありました。
思えば、一人っ子で、周りの大人の空気を早くから察知するようなところがありました。そのセンサーが働き過ぎて、感情を出すこと、言葉で表現することのバランスがどこかうまくできなくなっていたのかもしれません。
それが、物語を読めば、そのなかの登場人物たちと気持ちや考えを共有し、感想を語り合えば、人と分かち合い、安心して表現する機会を得たのです。
それは、香りも同じ。
感じたことや印象は人それぞれ。違うことは怖いことではなく、むしろ面白さや発見として受け入れられることは、「表現する=自分を出す」という行為のうえでとても重要なのだと思います。
今回の読書会でも、
「同じ作品を読んでも響くところは人それぞれで面白い」
「ほかの方の意見を聞いて新しい見方や考え方に出会えました」
「それぞれの気になる人物や言葉を聞いて、より幅広く読み込んだ感じがしました」
また、香りが加わったことで、
「本の世界に香りが加わることでまた新しい世界になった」
「より深みを増して、哲学的なやりとりができるように感じます」
「本に対する理解が深まり、身近に感じました」
といったご感想をいただきました。
今回とりあげた「モモ」のテーマは「ゆたかな時間とは何か」
作品から、みなさんと共有する時間から、心のエネルギーが満タンになるような場になりました。
至福の読書会。また次回!
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