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ストレスが溜まった時に役立つアロマ

ストレスが溜まった時、あなたはどんな方法でストレス発散をしていますか?

運動?

食べ放題に行く?

それとも寝る?

色々と方法はありますが、アロマテラピーを知っている人なら、好きな精油の香りをかいでいる、という人も多いのでは?

アロマテラピーはメンタル面でのフォローが得意分野。

新型コロナウイルスが流行し、それまではできていたことができなくなり、旅行に行くことも難しい時期がありました。

リモートでの仕事ができるようになり、通勤時間にストレスを感じていた人はストレスから解放された一方、家族とずっと一つ屋根の下で過ごす時間が増え、ストレス過多になっている人も多くいると聞いています。

今日はそんな「ストレス」について。

アロマテラピーではどんなことができるのかお伝えします。

ストレスとアロマテラピー

ストレスの原因と分泌されるホルモン


私たちの体は、ストレスがかかると下記のような状態になります。

脳の視床下部:副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン(CRH)がでる

脳下垂体に「副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)」の分泌を促す

「副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)」は副腎皮質を刺激して「コルチゾール」というホルモンを分泌

コルチゾールは、副腎皮質から分泌されるホルモンの一つで、ストレスを受けたときに脳からの刺激を受けて分泌が増えることから「ストレスホルモン」とも呼ばれています。

しかしコルチゾールは、身体の機能を程よく保つために、不可欠な存在でもあることはあまり知られていないのではないでしょうか。

コルチゾールの主な働きは、肝臓での糖の新生、筋肉でのたんぱく質代謝、脂肪組織での脂肪の分解などの代謝の促進、抗炎症および免疫抑制など。基本的には身体のバランスを整えるという重要な働きをしてくれるもので、本来それ自体は体に悪影響を及ぼすものではなく、体に必要不可欠な存在なのです。

その一方で過剰なストレスを受け続けてしまうと、ストレスから身を守るバリアの役目としてのコルチゾールの分泌が慢性的に高くなります
瞬間的に量が増加する分には問題はありませんが、長期的なストレスにさらされることで、糖尿病、高血圧、脂質異常症、筋肉量低下、脂肪沈着、骨粗しょう症(骨年齢の老化)、不眠症、うつ病、免疫力低下など、の一因となり、より疲れが増したり、イライラ・集中力の低下にも繋がります。

血糖値を上げる働きや、筋肉を減らして脂肪を貯めこむ性質があることから、飽食の時代とも言われる現代では、メタボリックシンドロームの原因となることもあります。

コルチゾールは、白血球の活動を抑制させる作用もあります。慢性的なストレスは、ガンにかかるリスクを高めると言われていますが、ガン化したごく初期の細胞を、白血球の活動が抑制されることにより、未然に退治できなくなることが原因です。


また、ストレス発散の為に良かれと思っても、あまり好きではない運動を無理にやったり、対戦相手がいるスポーツでストレス負荷がかかったり、お腹が空いてもいないのに暇つぶしで食べ放題に行くことや、食べ物でストレス解消をしようとすると、余計にコルチゾールが分泌され、悪循環になります。

過度なストレス、長期にわたるストレスは、百害あって一利なし。

自分に合ったストレス解消方法を見つけることが大切です。


ストレス対策で注目される「コーチゾン様作用」


先程は「コルチゾール」というホルモンについて触れましたが、アロマテラピーで出てくる作用の名前は「コーチゾン様作用」。

コルチゾールは副腎皮質ホルモンである糖質コルチコイドの一種であり、ヒドロコルチゾン (hydrocortisone) とも呼ばれています(ヒドロコルチゾンと呼ばれる理由については割愛)。コーチゾンは活性体であるホルモン、コルチゾールの前駆体であり、それ自体は不活性のものになります。

活性:機能が高く、反応が活発であること。物質の原子・分子が高エネルギー状態で、化学反応などが起こりやすいこと。
不活性:あまり活動・反応しない状態。特に化学反応がしにくい状況を指す。不活性な状態へ変化させることを「不活性化」「不活化」などという。

weblio辞書


「コーチゾン様作用」とは、上記のコーチゾンの様な作用を持っているということ。

コーチゾンには抗アレルギー作用があり、また内分泌系の疾患や慢性・急性副腎の不調、炎症性の病気、免疫系の病気、アレルギー性の病気などに広く使用されています。

疲労がたまっている方はこのコーチゾン作用があると言われている精油の香りを心地よく感じる方が多いです。

当校で開講中のナードジャパンアロマアドバイザー講座では、「ブラックスプルース」というマツ科の精油が該当しています。他にも、アカマツ・ヨーロッパ、バルサムモミ、パインと針葉樹の精油がラインナップにあがります。


今回は「コーチゾン様作用」に注目しましたが、他にもストレス対策に合った精油はたくさんあります。

何より、もし「コーチゾン様作用」を持っている精油であっても香りが好ましくないと感じる場合は、他の好きな精油でリラックスすることの方が重要です。


なるべく不要なストレスはためずに、毎日健康に過ごしたいですね。


アロママンでは、精油の化学や成分、注意点についてもしっかりお伝えし、自信を持ってアロマテラピーを楽しんでいただけるよう心がけております。

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