高知での2日間で再認識。香りを伝えることの大切さ。
20年来の親友が、旦那さんの転勤で大阪から高知へ引っ越したのが1年前。
昨年は、子どもたちの受験に専念する1年だったので、落ち着いたら会いに行こう!と思っていた矢先に発令された緊急事態宣言…。
ようやく落ち着きを取り戻しつつあるなか、
仕事で休みが取れることになり、思い切って
高知へ行ってきました。
初めての土地で、私は2つの香りに触れることに…。
1つ目は、皆さんもご存知の鰹。
新鮮で生臭みが全くないことに加え、藁の香りが鼻を抜けていくのがなんとも心地よくて…。
風味を味わうとは、まさにこういうことを指すのだな…と実感しました。
そして、2つ目がお出汁。
カツオが美味しいだけに、お出汁も絶品!
具材がワカメだけのお味噌汁をいただきましたが、お出汁の香りに思わずほっこり。
素材が良ければ、具がシンプルでも本当に美味しいんだな…と。
本物を味わうと、偽物は口に出来なくなりますね。
そんなことを考えているときにふと、禅の言葉を思い出しました。
『喫茶喫飯』=お茶を飲むときはお茶を飲むことだけに、食事をするときはそのことだけに一所懸命になりなさい。
反省しました…
いつも、つい「ながら食べ」になっているな、と…。
それもそのはず。
忙しさにかまけて、丁寧にお出汁を取ることが面倒になり、つい楽ばかりしていたことに気づかされました。
丁寧さを欠いて楽して作った食事に、心は動きません。
美味しいものを、ただ美味しいと味わえる幸せ。
そのために、もう少し食事を丁寧に作るよう心がけてみよう。
そう思い、今夜は久しぶりに丁寧にとったお出汁でお味噌汁を作りました。
娘も、「香りが全然違う!」と嬉しそう。
心地良い香りは、人を笑顔にしてくれますね。
それは、お出汁であってもアロマであっても…。
だから、香りを伝えることはやめられないんだな。
たった2日間でしたが、お金には変えられない気づきを得られた時間でした。
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