血糖値だけを意識していると手遅れになりますよ。

病院の先生、栄養士の先生の言う事をまずは守る。血液検査を定期的にしっかりとする。

この事が出来てやっとスタートラインに立てます。30代、40代の糖尿病患者さんは、血糖値だけを意識していたら普通に生活が出来ます。

ある年齢をこえてくると色々な不思議な事が起きる

それが50歳です。もちろん、個人差はありますが、血糖値が上がらない食材を料理をしているのに、血糖値が高くなりやすくなる。

色々な原因があります。腎臓やら膵臓やら肝臓など言われますよね。


よくあるお悩み

のどが渇く
尿が多い、夜中に何度もトイレに行く
疲れやすい、体がだるい
食べても食べても痩せる
尿が泡立つ
手足・指先がしびれる
健康診断と糖尿病
治療をしていても良くならない

血糖値が下がらない


血糖値が下がらない理由として考えられること

糖尿病の治療を受けていて

「きちんと通院しているし、お薬も飲んでいる、結構頑張っているんだけど、なかなか血糖値が下がらない」

という方が多くいます。しかし、食事を摂らなかったら基本は血糖値は上がりませんので、血糖値が下がらないのにはきちんとした理由があります。

良かれと思ってしている食生活が間違っている


これが一番多い原因です

食べ方が不規則


食事を朝食、夕食の2食とし食事を減らしているが、その分1回の食事が多くなっている方を多く見ます。もしくはその間に食事ではなく間食をしている場合。ほどんどが炭水化物(糖質)でできており、カロリーはかなりあり、せっかく食事を減らしても同じということが多いです。また晩酌でダラダラと食べてしまう、夜勤業務で食事の時間がバラバラといった食生活も血糖は不安定になります。

炭水化物が多い


日本人が好きなご飯、パン、ラーメン、チャーハン、パスタ、お好み焼き、たこ焼きは炭水化物の塊であり、血糖値を大きく上げてしまいます。忙しくてコンビニの菓子パンを食べることはありませんか?ものの数分で食べられてしまいますが、大量のお砂糖を使っています。平均糖質70-80gは一つの菓子パンで使われており、一つだけど一日のうちの半分近い糖質を取ることになりますので注意が必要です。

間食(おやつ)が多い


3食の食事管理はとても頑張っておられても血糖値が高い方、間食が多い場合をよく見ます。ちょこっとだけでも積み重なると血糖値は上がりますので、記録などするといいでしょう。

ジュース類が多い


缶コーヒー、スポーツドリンク、ヤクルト、栄養ドリンク、野菜ジュースなどなど、皆さんマスコミからの広告を鵜呑みにしていませんか?野菜ジュースは確かにビタミン、ミネラルなどは摂れますが同時に大量のお砂糖も摂ることになることを知らなければいけません。ヤクルトも乳酸菌は摂れますが、シュークリーム1個分のお砂糖を摂ることも知っておいてください。”美味しい飲み物には毒がある”という認識のもと、「飲んでいい液体は、水・お茶・麦茶・ブラックのコーヒー」と覚えておいてください。

お薬・インスリン注射が合っていない
食事を摂るたびに血糖値は上がります、ですが、飲み薬やインスリン注射の回数が1回(朝だけ)のことありませんか?お薬の種類やインスリン注射の種類によりますが、1日何度もお薬を飲んだり、何度も注射をするのは大変なので、1回にしていることを多く見受けます。もちろんそれで血糖管理が問題なければいいのですが、そうでない場合は、その方の血糖値の上昇の程度によって、適切な回数となることが必要です。

腎臓や肝臓が悪い場合

腎機能が低下している場合や、肝機能が低下している場合では、飲み薬やインスリン注射の効果が身体に残り、そのために低血糖となることがあり、血糖の乱れの原因となります。低血糖を回避するためにお薬を減量したら、高血糖となってしまいます。そのため、腎機能低下や肝機能低下している場合は、低血糖を起こさずに高血糖にもならないような管理が求められ、基本的治療はインスリン注射となります。慣れないとインスリン注射は低血糖になるのでは.........。という懸念があるかと思いますが、適切に使えばインスリン注射のほうがはるかに安全であるといわれていますよね。

頻度は少ないがその他の高血糖、血糖値不安定となる原因


インスリン注射のやり方がうまくできておらず、決まった注射単位数を注射出来ていない場合。
痛くないように同じ場所ばかりインスリン注射をして、皮膚が固くなりインスリンがうまく吸収されていない場合。
混合型インスリン注射(にごっているインスリン注射)をよく振らずに急いで注射をしている場合。
神経障害にて胃腸の動きが極めて悪く、便秘と下痢を繰り返し、腸からのブドウ糖の吸収が不安定になっている場合。
ステロイドやアレルギーのお薬で、血糖値を上げる作用のあるお薬を飲んでいる場合。
甲状腺疾患など、血糖値を乱れさせる他の疾患が併発している場合。
長年使っているインスリン注射に対して、インスリン抗体が出来ている場合。

と色々な事があるのが糖尿病なんですね。インスリン注射など薬のことはこの場で語るのはやめておきますが、もっと分かりやすい原因の伝え方があります。

50歳こえたら多くの方が悩む事。

これを知ったら貴方の色々な問題が良い方向に向かうかも知れません。

既に糖尿病になっている貴方にさらに、追い打ちをかけるようなことが「起きるのです。」

それが「老化」。

内臓の老化なんです。

糖尿病の方はこんなセリフを病院の先生に言われた事ありませんか?

肝臓がフォアグラ

僕は糖尿病になった25歳で、こう言われました。お腹が出っ張り脂肪がたっぷりついてました。肝臓は色々な働きがありますが、なぜ?脂肪が肝臓につくのか分かる方はいますか?

肝臓は脂肪のタンクの役割もあります。

25歳で肝臓にフォアグラのように脂肪が沢山ついていて、それから何年もたっています。

30歳過ぎた頃には、昔のように酒は飲めなくなりました。肝臓に脂肪が沢山ついていたら、肝臓はアルコール分解をバッチリしてくれるでしょうか?

糖尿病になる前から週に6日は大量飲酒。焼肉屋、ラーメン、喫茶店かコンビニ弁当の毎日でした。

僕の肝臓、膵臓は当たり前ですが使い過ぎで壊れたのか?老化か?

現在、47歳です。約25年もたっていたら内臓の機能低下という老化ですよね。

50歳こえている糖尿病患者さんは健康な人より老化が進んでいます。

そんな事わかっていますよね。

でも、皆さんが行動している事は、老化が進んでいる内臓のアプローチはしてきますか?

血糖値ばかり意識していると手遅れになる

肝臓、膵臓など老化で機能低下を起こしている。

血糖値を上げないことは大切なんですが、内臓の老化の予防はしていますか?と聞かれたらほとんどの方は

何もしていないですよね。

僕もカイロプラクティックを始めるまでは予防なんて意識は全くなく、薬飲んでいたら大丈夫じゃない?なんて軽い気持ちで生きていました。

薬は基本的には「症状を抑える」事が目的な事が多いです。もしも、本当に糖尿病の薬で治るならば、真面目に約11年間、糖尿病の薬を飲んでいた自分が合併症になるっておかしいですよね。

症状は抑えるけど進行は止めれなかった

統計で糖尿病患者さんは約10年後に「合併症」になると言われています。病院の先生、栄養士さんには、運動しましょう。食事をバランス良く食べましょうと言われていました。

運動、食事、睡眠という生活習慣が糖尿病には必要です。

生活習慣を整える事が内臓の老化を遅らせる事につながるのです。

血糖値を上げないことは、もちろん大切なんですが、それだけだと、内臓の老化をゆっくりには出来ません。

糖尿病になったら今だけを見るのではなく、先をみて予防をしていきましょう。




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