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2024.2.26 理科 富士山の山小屋などのトイレ事情
富士山の登山道に沿って、たくさんの山小屋があります。
富士山には上水道もなく湧き水なども存在しないので、生活用水は雨水を溜めて利用します。飲料水はどうするかというと、登山者はペットボトルを購入します。もちろん下水道もありません。
それなら、トイレに溜まった排泄物はどのように処理しているのでしょうか。調べてみました。
驚いたことに、2000年頃までは、登山シーズンが終わって山小屋が閉じたあと山肌に放出していたそうです。
そこではトイレットペーパーなどが岩にくっついて、「白い川」と呼ばれていたとか。
![](https://assets.st-note.com/img/1708932610254-FN1R43ygCJ.png?width=1200)
それではいけないということで、環境に優しいトイレが整備され、今に至ります。
環境に優しいトイレとは、どのようなものでしょうか。
(札幌通運株式会社HP より 冒頭の図も)
1 浄化循環式トイレ
牡蠣の殻に住みつく微生物を利用して汚水を綺麗にし、 再び水洗トイレの水に利用する。
2 焼却式
とにかく燃やす。
3 バイオ式
排泄物をおがくずに混ぜて、微生物に分解させる。
![](https://assets.st-note.com/img/1708933251656-SFVWuj2EFl.jpg?width=1200)
槍ヶ岳や穂高岳などの山小屋のトイレは、バイオトイレが多いようです。
ただ1つ、カートリッジトイレを採用している山小屋を見つけました。槍ヶ岳山荘グループの岳沢小屋です。
ヘリコプターで便槽を運搬しているそうです。
![](https://assets.st-note.com/img/1708933601181-xJfn1U3Z5b.jpg)
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