よしひろ

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最近の記事

松下幸之助「道は無限にある」【感想】

 本書は、どのページを開いても、前向きな気持ちになれる言葉であふれています。  本書に出てくる「ふしぎなもので、熱意をもって事にあたれば、なすべきことは次から次へと生まれてくるものです」という松下幸之助氏の言葉を読み返すと、私は自然と元気が出てきます。  熱意があれば、なすべきことが次から次へと生まれ、そこに道がひらけていくということでしょう。  「道は無限にある」のです。  前向きな気持ちになりたいときに、おすすめの1冊です。

    • 水木しげるさん「戦争惨禍 ノートは語る」を読んで。【感想】

       10月1日の東京新聞朝刊に、水木しげるさんの遺品が発見されたという記事がありました。「戦争惨禍 ノートは語る」と題する記事で、戦争漫画「総員玉砕せよ!」で、水木さんが構想を書き留めたノートが見つかったというのです。  記事を読むと、水木さんの作品に対する意気込みが伝わってきます。戦争の悲惨さを記録として残さなければならないという強い覚悟を感じます。  水木さんの言葉を引用します。  「人間の生き死にははかないものである。(中略)殺りくの記録は、ここの石と木だけが知って

      • 油壺マリンパークのお土産

         油壺マリンパークは、売店で売られているグッズも、とてもよかったです。水族館の生き物と関係があるグッズが、ありました。  水族館の生き物が大切に飼育されていることが伝わってきました。温かみにあふれた親しみを感じる水族館でした。  昨日で閉館したのが、信じられないです。  オオジロザメの歯は、油壺マリンパークで飼育しているオオジロザメから抜け落ちた本物のサメの歯です。ペンギンの羽も、本物です。

        • 油壺マリンパーク、大好きでした。本当に、ありがとうございました。

          本日、油壺マリンパークが閉館しました。 今は、あまりにショックで、言葉が出てきません。泣きそうです。 今まで、本当にありがとうございました。決して忘れません。 (↓今年の7月に撮影した写真の数々です。)

        松下幸之助「道は無限にある」【感想】

          免疫力アップが期待できる食事とは何か?「小泉武夫さん『和食は免疫食事学』」を読んで。【感想】

           昨年2020年9月5日に配信された朝日新聞の記事によれば、和食を食べることで免疫力のアップが期待できるというのです。  発酵食品を研究なさっている小泉武夫さんのお話です。括弧内は、その記事の引用です。  「発酵の研究を続けるうちに、はたと気付いた。和食の基本は一汁一菜。 つまり白飯、味噌汁、香の物だ。調味や食材で活躍するのは味噌に醬油(しょうゆ)、日本酒、焼酎、みりんに甘酒。漬けものや納豆に至るまで、これ、すなわち発酵食品ではないか!」  言われてみると、和食には、発

          免疫力アップが期待できる食事とは何か?「小泉武夫さん『和食は免疫食事学』」を読んで。【感想】

          桃大福といちご大福

           近所の和菓子屋さんで、桃大福といちご大福を買いました。これが、とても美味しいのです。  中には桃や苺、そしてあんこ、それを包み込む餅。このお餅が、つきたての柔らかさなのです。そのお餅が、中の具材とあんこを優しく包み込んでいます。  あんこの甘さも、桃や苺の甘さをいかす、ほど良い甘さ。  品がある大福です。

          桃大福といちご大福

          「トンボ王国 東京」を読んで。【感想】

           9月28日の東京新聞朝刊によれば、「過去の一度でも記録された東京のトンボの種類は108種類(絶滅したものを含む)」であり、「鹿児島県の120種類についで2番目に多い」というから、驚きです。なぜ、こんなに多いのでしょうか。  記事によれば、「東京の変化に富んだ地形が多様性を育んでいる」といいます。「東西に長く、西に2000メートル級の山、東には海抜ゼロメートル地帯」という地形が、関係しているようです。  ただし、近年は、都心部での多様性は後退してきていると記事には書かれて

          「トンボ王国 東京」を読んで。【感想】

          ティラミスたい焼き

           月曜日のお仕事が、無事、終わる。疲れを取りたい。そんな時は、甘い物を食べるに限ります。  某コンビニで、ティラミスたい焼きを買う。ティラミスたい焼きを食べながら、頭の先から足のつま先まで全身で喜びを感じる。  よし、今週も、がんばろう。  甘いものを食べると、疲れが、だいぶ減るから不思議です。 (追記、ティラミスたい焼きは、ほんのりとココアのような味がしました。ごちそうさまでした。)

          ティラミスたい焼き

          イノベーションを起こすための手法とは何か?『トヨタの問題解決』【感想】

           本書には、経験や勘に頼らないで、根本的に問題を解決する方法が書かれています。それが、そのままトヨタのイノベーションの基盤になっているというのです。  その「問題解決の8ステップ」のプロセスが、本書に具体的に書かれています。「問題解決の8つのステップの中で、客観的なデータや数字などにもとづいて論理的に思考や分析をすることによって、勘や経験による思い込みを排除し、効率的に問題を解決することができる」のです。(本書、65ページ。)  例えば、真因を考え抜くの章では、「問題を発

          イノベーションを起こすための手法とは何か?『トヨタの問題解決』【感想】

          森林浴で心の大掃除。

          これは都内の某市にある緑地の写真です。 東京にも、こんなに豊かな自然があります。新鮮な空気を、胸いっぱいに吸い込むことができます。 時間がある時は、東京都内にある美しい自然に触れてみては、いかがでしょうか。(もちろん、お住まいの地域によって、事情が異なると思います。自分が住んでいる地域で、お気に入りの森林を見つけることが何より大切なことだと思います。) 豊かな自然に触れると、自分の心まで豊かになります。前向きな気持ちが湧いてきます。リフレッシュしたい時に、おすすめで

          森林浴で心の大掃除。

          『折れない心の育て方 逆風でも、前へ前へ!』「過去に囚われて、未来を失うな!」を読んで。【感想】

           月刊『PHP』2021年10月号の特集は、「折れない心の育て方 逆風でも、前へ前へ!」というものです。その特集の中に、「過去に囚われて、未来を失うな!」という大変力強い題名の記事がありました。  筆者は、加藤諦三早稲田大学名誉教授で、ラジオで長年「テレフォン人生相談」をお続けになられています。なんと、そこにかかってくる電話の悩み相談は、半世紀もの間、本質的に変わっていないというのです。さらに筆者によれば、「人間の悩みは旧約聖書以来、ギリシャ神話の時代から現在にいたるまで、

          『折れない心の育て方 逆風でも、前へ前へ!』「過去に囚われて、未来を失うな!」を読んで。【感想】

          何が少年院の少年たちの心を変えるのか?【感想】「習慣が変わるとなぜか人生が変わる」を読んで。

           9月6日の日本講演新聞の社説は、「習慣が変わるとなぜか人生が変わる」というタイトルで、少年院のことが書かれていました。良い習慣によって、少年の心が再生されていくというのです。  社説には、居酒屋の社長さんが少年院で講演した時のことが書かれています。その社長さんによれば、少年院に来る「彼らのほとんどにそれまで『悪い習慣』があり、それが『悪い行動習慣』をつくり、次第に心が荒んでいった。だから少年院では『いい習慣』を形から強制する」というのです。  「いい習慣」とは、「朝6時

          何が少年院の少年たちの心を変えるのか?【感想】「習慣が変わるとなぜか人生が変わる」を読んで。

          コーヒーのお供は、何にしますか?

          コーヒーのお供、私のお気に入りは、ザクロが入っているダークチョコレートです。 ザクロの気品ある酸味を、ダークチョコレートの深みある甘みが、さらに引き立ててくれます。 この深い甘さの中の酸味と、コーヒーが、よく合います。奇跡の組み合わせだと思います。 まずザクロの酸味の味を舌の上で感じます。次に、チョコレートの甘みがきます。最後に、コーヒーで余韻を味わいます。  近頃、私が食べているものは、カナダ産です。

          コーヒーのお供は、何にしますか?

          旅について考える。【感想】村上春樹『ラオスにいったい何があるというんですか?』紀行文集

           この本は、村上春樹さんにしか体験できないことが、まるで宝物ものように随所に散りばめられた本だと感じました。  村上春樹さんには、世界中のさまざまな所に、村上さんと縁のある場所がある。村上さんが、世界の、いろいろな場所に行くと、そこには、村上さんの来訪を喜んで迎え入れる人たちがいる。  素直に、これは、すごいことだと思いました。  他の人が、これと同じような体験をすることは、なかなかできないと思います。  でも、現地に知り合いがいなかったとしても、自分にとって、大切な

          旅について考える。【感想】村上春樹『ラオスにいったい何があるというんですか?』紀行文集

          駅弁文化と食堂車文化

           日本では、駅に行くと、実にたくさんの駅弁が売られています。日本人からすると、当たり前の光景ですが、実は、これは、かなり日本特有の文化ではないでしょうか。  同じ東アジアでも、お隣の国、中国は、今も食堂車が現役で活躍している国だと思います。食堂車で、できたての中華料理を食べながら、車窓を楽しむことができます。予約なしでOKで、注文すると、すぐに調理してくれます。  私は、日本の駅弁文化も好きですし、中国の食堂車もいいなと思います。  多くの日本人は、駅弁と食堂車のどちら

          駅弁文化と食堂車文化

          人間にとって個性とは何か?生命の進化とは何か?【感想】東京大学教授小林武彦「東京新聞 サンデー版」の解説

           9月19日の東京新聞サンデー版に、東京大学定量生命科学研究所ゲノム再生研究分野教授の小林武彦先生が生命の進化と人間の個性について書かれた解説が掲載されています。  小林教授は、死なな生き物はいないと断言された上で、それは「全ての生物は進化の結果誕生し、その進化は、生まれて死ぬことの繰り返しで、引き起こされてきた」からだと指摘されています。  それでは、進化とは何なのでしょうか?小林教授によれば、「進化は『変化と選択』によって長い時間をかけて起こ」るものだというのです。

          人間にとって個性とは何か?生命の進化とは何か?【感想】東京大学教授小林武彦「東京新聞 サンデー版」の解説