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BtoBエコシステム〜カスタマーがジャーニーしないので・・

はじめに

BtoBマーケティングなのですが(ときおりBtoGマーケティングなのですが)、お察しの通りカスタマーがなかなか思うようにジャーニーしないのです。ファネルに沿って、社名やサービスを認知してもらって、お問い合せや資料請求に繋がるまで、綺麗な一本道ではないのです。ユーザー側からしたら「そりゃ、あんたの思うように行動すると思ったら大間違いだ」と言われそうですが、それはまさごもっともかもしれません。

(上記のようなケースは、各社の状況に応じて当てはまらないこともあると思いますのでご了承ください。)

※B to G (Government:行政、自治体など)

BtoB エコシステム

基本的にターゲット見込みリストに対して、情報をお届けします、ということだけなのですが、MAツールでまかなえるようであればそれで良いかと思います。

中小企業・ベンチャーの場合、さまざまな思いがけない要因が立ちはだかります。さらにBtoBの特定ジャンルの場合、ある程度市場も限られており有象無象に認知アプローチを広げる必要性が弱いことも考慮しなければなりません。

・自社ソリューションが度々改変される
・ターゲット市場(すなわち見込み顧客リスト)自体が変わる
・マーケリソースに限りがあり、捨てるアクションも必要である

そんな中、柔軟かつ効率的にアプローチするには、「コンテンツを用意」して、「ターゲットリストに対して」「メールをお送りする」というサイクルです。

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またターゲット自体にも課題は多いです。既存顧客リスト、新規(未取引顧客)リスト、対象市場(自社サービスの主戦場・業界)、リアクション(開封ユーザー、資料コンテンツ閲覧ユーザー)などの分類です。

対象市場によっては、数が足りないと思いますので、展示会での名刺やセミナーのリストなど、新規でリストに追加が必要です。(以下の図)

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理想的には、メールを送信したら何らかコンテンツをクリックして、WEBサイトに誘導したり、そこからお問合せフォームに辿り着いてもらう、もしくは直接メール返信があれば嬉しいです。(以下の図)

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最初のステップのコンテンツ(事例、市場レポート、記事など)はWEBサイトに蓄積していくことで、検索エンジン経由での誘導も増えてきます。検索エンジン経由での誘導(アクセス)は積み重なって、ほとんどがその業界(ターゲット市場)に関連する一般ワードや社名関連ワード経由のセッションになってくればしめしめです。

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課題の多い企業において、BtoBマーケティングのエコサイクルを考えると以上のような形です。SNSからはアクションが期待できないのとプレスリリースなども単発での告知になり、リードへのサイクルが回りません。(既存顧客への信頼や人事的な目的など別のものとして、やるっちゃやります)。コンテンツマーケティングのシンプル版という感じでしょうか。

アクションの一例でした。

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