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転職日記〜複数社の経験と一社にいることの違い〜

現在4回転職し、5社目中の筆者です。10人程度のベンチャー企業から、100人規模の中小企業、歴史ある数千〜1万人規模の大企業まで様々な環境で働いてきました。

今回のテーマは「1社で長く働くことと複数企業を経験することの違い」について書き留めておきたいと思います。


1.  人脈の広がり

複数企業で働くといろいろな人に出会うことになり、その分、いろんなタイプの優秀な人と仕事をすることになります(もちろん、中にはその逆もあるかと思います)。いずれにしても、いろいろな人と時間を共にすることができることは、仕事上の人脈もそうですが、人を通じていろいろな経験が詰めるというメリットがあると思います。

ただ、一つの会社に長くいるからといって、外との交流がないかというとそんなこともなく、パートナー企業、出向社員、顧客などいろいろな接点があると思います。そういう意味だと圧倒的な差があるというわけではなく業務によるといったところでしょうか。
しかし、思うのは外の会社の人(顧客など)として接するのと、同僚(特に上司部下)として接するのは同じ人でもだいぶ違うと思いますので、同じ会社で働くというのはより得るものも失うものも大きいと思います。一緒に働いていた人が別の会社に転職して、結果的に外の会社の話を聞けるというのもまた世界の拡がりの一つかもしれません。

2. 環境やツール

良いか悪いか、会社によって運用も方針も異なります。それによって、様々なやり方に準じることになりそれは一つの経験値になると思います。これは一つの会社に居続けると、その会社の運用フローが慣習になってきますが実はそれは一般的ではなかったりもします。

複数の会社を経験すると、特にツール(例えば、アクセス解析やメールアプリ、名刺管理、マーケティングツールなど)を色々その会社の環境で使うことになり、人によっては知識になると思います(人によっては、同じものを使いたいのでむしろデメリットにもなり得ます)。ただ、こういう会社全体や部署全体で使うようなツールや仕組みは、個人ではなかなか経験できないので、比較することによる知見にはつながると思います(例えば、過去の経験から現在の会社の当たり前の慣習を変える提案ができるなど)。大変と言えば大変だと思いますので、あくまで相違点という観点かと思います。

3. 職種や業種

よっぽど競合他社でなければ、同じような職種であっても(営業とかマーケとか財務とか)その会社によって守備範囲やミッションが異なると思います。業種として別の業界に飛び込む場合は、また見える世界も変わってくると思います。これについてもいいか悪いか、色々な経験にはなると思います。短期的には大変ですが、他の人にはないオリジナリティのある考え方や見え方ができるようになる可能性もあります。しかし、あまり関連性がない転職の場合は、ただ大変ということもあると思いますので、長い社会人生活を生き抜く術として地道に力をつけておく必要があります。

4. 会社内のネットワーク

人脈のパートと近い部分もありますが、やはり一つの会社にいることによって、会社での人間関係(先輩や後輩も含め)や社内での知り合いやネットワーク(あの部署の人にはこういうことがお願いできるなど)は圧倒的に必要な要素になると思います。転職して在籍期間が短いとどうしても社内での信頼関係やネットワークは弱いので、複数転職の弱さになる場合もあると思います。
この点は、一つの会社に長く在籍することの圧倒的メリットかもしれません。

さいごに

あくまで転職回数は結果論だとは思いますが、単に違いがあるという話でした。どちらが良いか悪いかの前に、その会社の環境(運用フローもそうですが、会社の成長フェーズや属性分布など)や所属する人の状態に大きく左右されると思います。
どんな環境であっても、柔軟に適応していければと思いますし、自分自身も変化していくので、周りが変わらなくても適用していく必要が必ず出てくると思います。そんなことを感じた今日この頃でした。

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