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2021/11/26の一本

本日に取り上げるのはこちらの記事。

内容は、みずほFGで発生しているシステム障害や外為法違反の問題を受け、金融庁が、問題を監視・監督すべき立場でありながらそれを果たせていない社外取締役の執行部の監督責任を追求する意向、という記事。

この記事を取り上げた意図は、最近、企業に求められている社外取締役は決して形だけの神輿ではない、ということを示していると感じたためだ。

私は、社外取締役とは企業の外部の人間が企業の活動について、監視・監督・指摘する立場だと認識している。
そして、その立場の人間は企業を客観的に捉えられる一方で、実際にその企業で行われている業務やその実態を知りにくい立場にあると認識している。

そんな社外取締役に実態として役割がある事を示した・名前を刻むだけではなく企業の活動に責任がある事を示したのが今回の事例だと思っている。

一方で懸念なのは、日本の社外取締役として務められる人間の数である。
以前、日本には社外取締役を務められる人間がそもそも少ない・プロ経営者のような人間が少ないというのを聞いたことがある。
そんな状況の中でも社外取締役を置く必要性から置いてきたが、今回の事例をもって社外取締役の責任や難しさも示されたと思っている。
そのような状況下で日本企業が十分な社外取締役を確保できるのか、人材の状況が気になる。

#日経COMEMO #NIKKEI

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