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acogale
2021/08/13の一本
本日に取り上げるのはこちらの記事。
内容は、みずほ銀行のシステム障害について、金融庁はみずほ銀行に対しでではなく、親会社のみずほフィナンシャルグループ(FG)に対し、業務改善命令を発動する方針であるということ。加えて、今回のシステム障害の根幹の原因追求を行っており、原因として考えれれるみずほの組織構造についても記載している。
今回、取り上げた意図ととしては、内部統制・組織の一貫性の重要性を感じたためだ。
というのも、本記事で触れている組織についてだが、みずほはカンパニー制を導入しており、そこで
ある幹部は「(社長とカンパニー長の)両者の権限は均一のはずだったが最近ではカンパニーに寄っている」とバランスの悪さを認める。
という記載もある。
その上でみずほのコーポレート制について調べたが組織としては下画像のようになっている。
正直、この画像から見るにカンパニーと企業の関係が対等というのはイメージがしにくい。
その上で個人として思うのは、組織改革を行うのであれば徹底的に行うべきだったという理想論(正直、机上の空論と言われても否定はできない)である。
というのも、個人的な考えだが、今回の原因はカンパニー長を新設する際にこれまでの社長に配慮し、カンパニー長と社長の権限を対等にし、それに伴い担当領域を分けてしまった結果ではないかと思う。
逆に権限や責任、担当を明確に定義し、権限委譲・管理ができていれば、ここまでのことにならなかったのではないかとも思う。
現実に組織改革を行う際に、今までの制度や背景を無視して改革を行うのは難しいのは理解している。一方で、やるべきときにはこれまでを断ち切って行う必要があるのではないか、そのようなことを考えさせる記事だった。
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