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「共同親権」法案 国会審議

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離婚後共同親権の導入を柱とした民法改正法案について、通常国会での質疑などを集めました。
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#立憲民主党

【共同親権法案】衆議院での主な答弁③ (寺田学議員まとめより)

「離婚後共同親権」導入を柱とした民法改正案が、4月16日、衆議院本会議で可決されました。 可決とはなったものの、衆議院法務委員会の審議の過程では、立憲民主党と共産党が繰り返し法案への疑義について質し、多くの重要な答弁を得ています。主な答弁について、寺田学議員(立憲)が投稿していますので、こちらのnoteに転載させていただきます。 衆議院での主な答弁① ●共同親権と単独親権のどちらが原則か ●単独親権の判断 衆議院での主な答弁② ●「おそれ」 ●変更の申し立て判断 ●養育費

【共同親権法案】衆議院での主な答弁② (寺田学議員まとめより)

「離婚後共同親権」導入を柱とした民法改正案が、4月16日、衆議院本会議で可決されました。 可決とはなったものの、衆議院法務委員会の審議の過程では、立憲民主党と共産党が繰り返し法案への疑義について質し、多くの重要な答弁を得ています。主な答弁について、寺田学議員(立憲)が投稿していますので、こちらのnoteに転載させていただきます。 衆議院での主な答弁① ●共同親権と単独親権のどちらが原則か ●単独親権の判断 衆議院での主な答弁② ●「おそれ」 ●変更の申し立て判断 ●養育費

【共同親権法案】衆議院での主な答弁① (寺田学議員まとめより)

「離婚後共同親権」導入を柱とした民法改正案が、4月16日、衆議院本会議で可決されました。 可決とはなったものの、衆議院法務委員会の審議の過程では、立憲民主党と共産党が繰り返し法案への疑義について質し、多くの重要な答弁を得ています。主な答弁について、寺田学議員(立憲)が投稿していますので、こちらのnoteに転載させていただきます。 衆議院での主な答弁① ●共同親権と単独親権のどちらが原則か ●単独親権の判断 衆議院での主な答弁② ●「おそれ」 ●変更の申し立て判断 ●養育費

「共同親権」法案 修正協議入り ―与党、今週中の採決強行を狙う

「離婚後共同親権」導入を柱とした民法改正案について、立憲民主党が修正要求を行い、与野党が修正協議に入りました。 立憲の修正案は、共同親権は父母の合意を条件、「子どもの意思」の考慮を明記、「急迫の事情」の修正、原則共同親権でないことの明文化、監護者指定の必須などの内容です。 与党は、今週中の採決強行を狙う考えと報じられています。 立憲の修正案の内容 立憲の修正案は、法案の最大の論点である「非合意・強制型」共同親権導入を転換するものです。法制審の当初の論議の通り、父母の「真摯

【答弁】米山隆一議員(立憲) (衆議院本会議2024年3月14日)

3月14日、「離婚後共同親権」導入を柱とする民法改正法案が、衆議院で審議入りしました。 この記事では、米山隆一議員(立憲)への質問に対する小泉大臣の答弁をお伝えします。 Q1.改正案は、離婚時において、共同親権を原則とするものではないということでよいか。 【小泉法務大臣】 本改正案が共同親権を原則とするものであるかについて、お尋ねがありました。お尋ねの共同親権を原則とするという表現は、多義的に用いられているため、一義的にお答えすることは困難ですが、本改正案は、「父母が離婚

【質問】米山隆一議員(立憲) (衆議院本会議2024年3月14日)

3月14日、「離婚後共同親権」導入を柱とする民法改正法案が、衆議院で審議入りしました。 この記事では、米山隆一議員(立憲)の質問全文をお伝えします。 なお、小泉大臣の答弁は、こちらの記事をご覧ください。 立憲民主党無所属会派を代表して質問いたします。 まずもって、能登半島地震でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、現在被災されている方々が、一日も早く日常生活を取り戻されることを心よりお祈りいたします。 さて、自民党は3月2日の与野党の国体間で衆議院政治倫

外務省「ハーグ条約の仕組みと親権に関する議論とは全く別のもの」 ―立法事実を欠いた「離婚後共同親権」導入論

3月22日、参議院外交防衛委員会で福山哲郎議員(立憲)が、離婚後共同親権に関連して、ハーグ条約と親権問題について外務省へ質問しました。 外務省は、「ハーグ条約の仕組みと親権に関する議論とは全く別のもの」と明快に答弁。 ハーグ条約に批准しているから離婚後共同親権を導入すべき、との議論がミスリードであることが、国会の場でも確認されました。 なお、国会では、面会交流についても、すでに法務省が「親権とは別問題」と明確に答弁しています。ハーグ条約についての答弁により、「離婚後共同親権

中野英幸政務官「不必要な紛争が多発するとの懸念には当たらない」 水野もと子議員の質問へ答えず

3月26日、水野もと子議員(立憲)が参議院外交防衛委員会で離婚後共同親権について質問しました。 水野議員は、「親権と監護権の定義が曖昧なままで共同親権を認めると、紛争が多発するのではありませんか」と質しました。中野英幸法務大臣政務官は「不必要な紛争が多発するとの懸念には当たらない」と答弁し、水野もと子議員の質問に答えませんでした。 中野英幸政務官「不必要な紛争が多発するとの懸念には当たらない」3月26日、参議院外交防衛委員会での質疑は以下の通りです。中野政務官はDVの場合