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「共同親権」法案 修正協議入り ―与党、今週中の採決強行を狙う

「離婚後共同親権」導入を柱とした民法改正案について、立憲民主党が修正要求を行い、与野党が修正協議に入りました。
立憲の修正案は、共同親権は父母の合意を条件、「子どもの意思」の考慮を明記、「急迫の事情」の修正、原則共同親権でないことの明文化、監護者指定の必須などの内容です。
与党は、今週中の採決強行を狙う考えと報じられています。



立憲の修正案の内容

立憲の修正案は、法案の最大の論点である「非合意・強制型」共同親権導入を転換するものです。法制審の当初の論議の通り、父母の「真摯な合意」があった場合に共同親権を認めるという極めて穏当な内容です。

時事通信は、「共同親権を認める上で、父母双方の合意を必須と定めた」こと、監護者指定を必須とする規定を設けたこと、等を報じています。

また、沖縄タイムス等によれば、その他、
①家裁の判断時には「子どもの意思」を考慮すると明記
②単独で親権行使できる場合を定めた「急迫の事情」の文言を「必要かつ相当な場合」に変更
③共同親権が原則ではないことの明文化など
などの項目が盛り込まれています。

いずれも、この間の国会論議の到達点を踏まえれば、極めて真っ当な修正案と言えます。

新聞報道


Yahoo!ニュース コメントでの声

  • 父母双方に協力し合う意思がなければ、上手く運用することは難しく、そしてその被害を最も大きく受けて苦しむのは間に挟まれる子供になる。
    そう考えれば、父母双方の合意が必須という立民の主張は当然だけれど、実は父母が共同できるのであれば現行法下でも実質的な共同親権は可能なんだよね。

  • 両親がいがみ合ってるならそのしわよせは子供にくるよ。妻に仕返しするために面会交流で子供を殺す親が何人もいたのに、なんで拒否権で嫌がらせをする親がでないって思うかな。

  • メリットがあるのは、元配偶者に執着しているストーカー気質のDV加害者ですよね。実際、そういう人が共同親権を望んでいるのだから、制度に欠陥があるのは明らか。元妻と義父を殺害しようとした元棋士は共同親権を主張し、共同親権派から随分持ち上げられていました。

  • 立民は好きではないが、これは賛成。頭が二つあると纏る話も纏まらなくなる。離婚に至るのは夫婦不仲の場合が大半で、コミュニケーションを取ることも難しい。その結果、不利益を被るのは子どもだ。


以上、ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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