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起立性調節障害が東洋医学で改善した話 ②病名発覚


脳神経外科に行ったり、薬を服用したものの、これといった原因も病名も分からないまま、2週間近く学校を休んでしまったのが前回までのお話。そして意外なところで病名を知ることになるのです。

当時の私は、学級委員をしたり、授業も宿題もきちんとこなし、校則もしっかり守る、いわゆる優等生と言われる生徒でした。勉強も部活も習い事も、全て両立出来るよう頑張っていました。そんな私が連日学校を休むわけだから、心配した担任の先生が電話を掛けてきてくれたのです。母が対応してくれて、私の病状を詳しく伝えてくれました。すると先生がこんなことを言ってくれたそうです。

もしかしたら、起立性調節障害という病気かもしれないですね。
思春期にかかりやすい病気なんですよ。
何でも頑張りすぎちゃう子は特に。


ここで初めて起立性調節障害という病名と出会ったのです。

起立性調節障害とは、自律神経系の異常で循環器系の調節がうまくいかなくなる疾患。主な症状として、起立時の急激な血圧低下によるにめまい動悸失神、その他にも睡眠障害食欲不振腹痛頭痛倦怠感など。
朝なかなか起きられない」のも特徴的な症状の一つだが、決して怠けているわけではなく、自律神経の機能低下によるもの。


その後、かかりつけの内科に起立性調節障害かもしれないと言われた旨を伝え、「新起立試験」という検査をすることになりました。この検査では、横になって寝ている状態と起き上がって座った状態、立った時の血圧・脈拍をそれぞれ測定するのですが、まぁこれが辛いのなんの。看護師さんが「大丈夫ですか」と声をかけてくれるも、血の気が引いていく感覚でした…。
お医者さんも「これは、起立性調節障害で間違いなさそうですね」と。そして、血圧を上げる薬を処方されました。

それからというもの、血圧計を購入し、毎日血圧と脈拍を測る日々が始まりました。朝目覚めて寝ている状態、起き上がった状態、そして2階の自室から1階まで降りてきた後の朝3回は必ず、昼間と夜も測ったら全て記録するようにしました。当時の私の血圧は、最高血圧80~90mmHg・最低血圧50~60mmHg前後が平均で、ひどい時は最高70mmHg・最低40mmHg台でした。ちなみに一般的な血圧の正常値はというと…

最高血圧が135mmHg未満、
最低血圧が85mmHg未満 

(家庭血圧の場合)

なんと最低血圧の正常値が、私の最高血圧だったとは…。「そんな血圧じゃ、そりゃ起きていられないよ」と言われたものですね。

脈拍も驚くべき数値だったのですが、他の症状などの紹介とともにまた次回。
この病気は周りの方のサポートが不可欠なので、たくさんの方に病気のことを知ってもらえると嬉しいです。


ありさん

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