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起立性調節障害が東洋医学で改善した話 ⑥学校側の対応

前回は私が気を付けていたことをご紹介しましたが、今回は学校側がどのような対応をしてくれたのか、書いていこうと思います。この投稿が少しでも学校関係者の目に留まってくれたら嬉しいです。

1. 1限に間に合えば遅刻を付けない

通常、朝8時半頃出欠を取るまでに登校しなければ遅刻とされてしまいます。しかし、当時の担任の先生は、以前にも記述した通り起立性調節障害の病名を教えてくれた、とても理解ある方でした。そのため、朝起きれないことにも十分配慮してくださり、みんなより1時間ほど遅い9時半頃までの1限授業中内に登校できれば、遅刻もつけず「出席」としてくれました。当時、指定校推薦で高校進学を考えていたので、私にとって出席日数はとても重要なものでした。たった1時間の違いですが、一息つける時間があるのは本当に有難かったです。

2. 体育はきちんとレポートを書けば成績を

学校に行くだけでも大変なので運動なんて出来るわけがなく、もちろん体育はほとんど全て見学していました。たまに体調が良い時はほんの少しだけ参加することもありましたが、そんなことは稀だったので毎回授業のレポートをしっかりと書くようにしていました。このレポートは体育の授業を受ける際に全員書くものだったのですが、授業を受けられない分かなり細かく書いた結果、体育の先生が評価してくださり、特に悪い成績にならずに済むことが出来ました。もしレポート等の課題がなければ、自分から提出してみても良いかもしれませんね。

3. 集会などがあった時は列から外してもらう

学校生活においては全校集会や学年集会など、たくさんの集会がありますよね。集会では起立・着席の動作が多かったり、校歌斉唱等で立ち続けなくてはならないのが、私たち起立性調節障害には辛いところ。そんな時は列から外れて端の方でずっと座っていました。それでも体調が悪くなってうずくまっていたりすると、先生方が心配して声をかけてくださったり、そのまま保健室へ行くこともしばしば。1人別の場所にいると色んな先生が気にかけてくれて対応してくれたので助かりました。

4. クラスのみんなや他の先生方にきちんと説明してくれた

まず、担任の先生が理解ある方だったことが1番大きかったです。私が学校を欠席している間に、クラス全体に起立性調節障害について説明してくれていたそうで、クラスメートから病気に関して否定的なことを言われることは一度もありませんでした。むしろ、毎回休んだ分の課題や時間割等を教えてくれる友達に恵まれ、本当に助かりました。また、他の教科の先生方も心配してくださり、課題を後から出しても認めてもらえたり、無理しないようにと色々と配慮していただいたこともありました。保健室の養護教員の方も起立性調節障害には理解があり、保健室を訪れた際は快く迎え入れてくれ、居心地の良い環境を作ってくださいました。
起立性調節障害という病気は、朝に症状が強く夕方には良くなることが多いので、サボりや怠けと思われ理解されにくい病気と言われているため、理解のある方が周りの人に説明してくれるだけで気が楽になりました。

まとめ

私は中学2年生の時に発症しましたが、当時の担任の先生が配慮してくださったのでしょう。3年生でもその先生が担任のクラスになったおかげで、自分の体調と相談しながら学校に通い続けることができ、無事に指定校推薦をもらい志望していた高校にも合格、そして無事に卒業することが出来ました。担任の先生にはいつまでも頭が上がりません。命の恩人だと思っています。親の協力はもちろんですが、学校側の協力も無ければ学校生活は送れなかったと思うので、本当に感謝しています。どうか起立性調節障害に理解のある学校関係者の方が一人でも増えてくれることを、そして闘病者が学校生活を諦めることが少しでも減ってくれることを切に願っています。


ありさん

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