人生に一呼吸を置くこと
人生の中に一呼吸置く期間をつくるほど、自分の手で人生をつくっていける感覚がする。
一呼吸置くということは、ある期間しばらくの間休むということだ。休むというのは、何か今取り組んでいることを休むことでもあるし、心をゆるめて精神的に休むということでもある。
どうしても「はやく次のことをしなければ」と、気が急いてしまうことは多いと思う。もちろん本当に一呼吸置く余裕がない場合もあるけれど、たいていは自分の心に余白がないから即座に次を求めてしまう。
無理もない話だと思う。
なぜならこの世界では、スピードが求められているから。世の中では仕事は早い方がいいし、生活も早く効率的なのが良くて、余白の時間に目が向けられることはない。むしろ一呼吸を置くための余白時間は人生の限られた時間を無駄にすると思われることも多い。
私はそうは思わない。
一呼吸置いてはじめて、自分はどうやって生きようか休みながら考えられるし、休むことで純粋に自分の気持ちに余裕ができる。一呼吸置いている間は自分の人生が止まっているように見えるかもしれないけれど、目に見えない精神的な部分で動いているのだ。
一呼吸置いて気持ちや心を休めた後ほど、自分の人生を自分の足で歩いていける。元気が出る時まで、たっぷりと休んでから進んでいるのだから。
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