与えるためには、まず受け取る
自分以外の誰かのために何かをしたり、助けになったりするためには、まず自分が満たされていることが大事だと思う。
だから「誰かの助けになりたい」、「人のためになりたい」と思うのなら、まずは自分がどれだけの豊かさを受け取っているのかを知ることを優先するといい。
「今日はこんなことを人からしてもらった」
「今の自分があるのは今までの環境のおかげ」
「雨風をしのげる家があり、食べるものがある」
そういった自分に与えられた小さな恵みに気づいて、どれほど今自分が幸運であるのかを身に染みて感じられるようにする。
自分に与えられたもの、自分が持っているものに目を向け、豊かさを自覚すると、自分は幸せであると思えるようになる。
「私は幸せなのだ」と気づくことで、精神に余裕ができる。
ちょっと嫌なことがあったり、落ち込むようなことがあったとしても、またすぐに自分の持っている豊かさに目を向けられるから、どんな状況でも幸福を見つけ、自分の心を守ることができる。
そんな状態でいられるようになってはじめて、本当の意味で人の助けになったり、自分以外のことで力になったりできるのだと思う。
だから何かを自分から与える前に、まずは自分のそばにある豊かさと、自分の中にある豊かさをしっかりと把握しておこう。
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