力を入れても、入れなくても

2020年6月22日 12:03

何かをするときに「よし頑張るぞ」と思ってやったことほど、うまく行かなくて、なんとなく取り組んだことほど、思いがけず良い方向に転ぶことがある。

いつも文章を書いている私も、ありったけの想いを書いたつもりがすべってしまう、なんてよくある。

なんとも楽な気持ちで書いたものが、読み返してみて案外しっくりくることもある。

でもどんなことをするにしても「力を抜いたほうがいいんだ」と思うと、また力は入ってしまうものだ。

なかなかもどかしいことも多いけれど、恐らくどんな時だって、まるごと自分。

力を入れてしまっている時も自分そのものだし、力を抜いている時だってちゃんと自分。

自分らしい、自分らしくないだなんて、それは人にそう見えるだけで、自分にとってはどれもそのままの姿だ。

力まない方がいいと言われても、意識して力んでしまうのなら、そのままでいていい。

いつも力まず自然体でいられることは、とても難しいのだから。

その時々の自分の波をそのまま大切にできればいい。

「力み過ぎてうまくいかないな」と思った時ほど、力んだ自分を大事にしていたい。

すべて自分そのものなのだなと分かれば、それで十分よいことなのだ。

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