本当にほしいものを、後回しにしない
「本当にほしいものにたどり着くまでは、我慢をしなければならない」
いつからか、そんなふうに思ってしまう。
本当にほしいものにたどり着くまで、何かを犠牲にしないとたどりつけないということをたくさん聞かされるから。
でも本当にそうなのだろうか。何かを犠牲にすることしか方法はないのだろうか。
私はそうなりたくないと思うから、本当にほしいものこそ後回しにしないと決めている。
ほしいものというのは、物理的なものでも、目に見えない心のことでも何でも。
どうして後回しにならないのかというと「本当に必要かどうか」を考えて選ぶから。
なんとなく、ではなくて、ほしくてほしくてたまらないもの。手に入れたら、すごく自分の暮らしも気持ちも潤うだろうなと思えるもの。
本当にほしいものを見極めて、ふるいにかけてから手に入れるから、後悔がないし、後回しにならない。
選びきることができているから、最低限ではあるけれども本当に必要なものを手に入れられる。
それはとても豊かなことだと思う。
たとえば本当にほしいものがキンモクセイの香水で、なんとなくほしいものがお洒落な古着だったとしたら、キンモクセイの香水のほうを優先する。
本当にほしいものが緩やかな気持ちになれる暮らしで、あったらいいなと思うのがたくさんの収入だったら、緩やかな暮らしのほうを優先する。
一番ほしいものをちゃんと手に入れていくと、次にほしかったものを不思議と手に入れられるようになる。
「今日は本当にほしかったものを手に入れたから気持ちもすっきりする」と思いながら、次にほしいもののことに目を向けられるから、濁りのない気持ちでいられる。
ほしいものを後回しにしている時のように、喉元がどこか重苦しくなることはない。
本当にほしいものが何なのか自分で見極められて、どうにか手に入れられる方法と計画を立てるから、後回しにするという発想がない。衝動買いのようなこともしない。
でも、本当にほしいものが何なのか私も今まで見極められなかった。
なぜ「これが本当にほしいものなのだ」と選び抜けるようになったか、明日のnoteに書いてみようと思う。
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