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毎日をちょっとずつ進む

昔から一気に自分の力を出すことが得意ではない。

たとえば学生時代は試験勉強は遅くても3週間くらい前からやり始めてようやく納得できる出来だったけれど、仲の良かった友達は一夜漬けしてもいい点数を取ることができていた。

何をするにしても恐らく、力の出し方やエンジンのかけ方は人それぞれなんだと思う。

人より準備が必要な人がいれば、すこしの準備で最大限の力を発揮できる人もいる。

結局どちらの人も間違っていないし、どちらの方法でも良いのだと思う。

大事なのはまず自分がどちらのタイプなのか、またはどちらのやり方が自分に合うのかを知ること。

私は色んなことをゆっくりと、時間をかけながら進めていくタイプだし、ゆっくりと考えながら学んだり準備をしたりすることが好きだ。

時々「今日はこれだけしかやるべきことを進められなかった」とか「何をするにしても人より遅れている気がする」と感じることもあるけれど、

最近は自分が色んなことをするのにかけてきた時間はすべて自分が豊かな人生を送るために必要だった時間なのだと思えるようになったから、

自分は遅れているのではなく、自分にしか体験できないことを自分の速度で経験しているのだと感じる。

毎日をちょっとずつ進むにつれて、数年前の自分よりもずっと、高い場所から自分自身と自分の人生を見渡せるようになれた気もする。

これからも、私の速度で、他の誰でもなく私だけしか見ることのできない景色を見ながら生きていく。

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