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小さな豊かさを拾い上げる

小さな豊かさに満足することはできているだろうか。

もちろん、「こうだったらいいな」という理想を否定するのではなくて。

理想を持ちながらも小さな豊かさに満たされているのが一番いい状態だなと思う。

私たちは習慣になってしまうと、本当は当たり前ではないことさえ当然だと思ってしまう節がある。

当たり前は当たり前じゃないんだよ、なんて耳にタコができるくらい聞かされているのに。

小さな豊かさとは帰る家があること、ごはんを食べられること、何の災害や事故が無く生きられていること、などだと思う。

この小さな豊かさが無くなっちゃった時に、はじめて今までどんなに自分が「幸せ」と言われる状況にいたか思い知らされるのだけれど、そんなことが起きなくてもきちんと今ある豊かさに気づくことが大事だ。

そう思って、もし今自分の暮らしが無くなっちゃったらどうなるだろうと想像してみた。

たとえば家に帰って寝たいなと思っても、家がなかったら暖かい布団もベッドもないし、好きな映画も観られない。仕方がないから、どこか外で眠るのだろうか。冬はきっと寒くて眠れないかもしれない。

もし突然戦争がはじまったら?

この命が明日あるかさえ分からないし、ずっとやりたいと思ってたことも自由にできなくなっちゃう。

そんなことを考えていたら、家があってうれしいなと思えてきた。

時には今持っているものが無かったらどうなるだろうかと真剣に考えてみてもいいと思えた。

本当に大事なものであるなら、無くなっちゃったら困るのだ。

こうやって時々、小さな豊かさを拾い上げていたい。

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