自然の音に耳を傾けて
ちょうどこのnoteを書いている今、雨粒が屋根を打つ音と鳥の鳴く声がする。ベランダの手すりをぱらぱらと弾く雨の音がいい。
街を歩いていると車や音楽、ビルに反射した音が聞こえるけれど、やっぱり自然の音が一番好きだ。
人がつくった音とはまた違う。
日常でたまったものを洗い流してくれるようだ。
こうやって自然の音に耳を澄ませていると、いい意味で自分のことも、日常のごちゃごちゃも忘れられる気がする。
そこにあるのはただ、自然の音。
ふだん暮らしている中で、どれくらい自然の音に耳を傾けることができているだろうか。
忙しく走り回っていると、すぐそばにある小さな音に忘れてしまう。
それだけに自然の音は自分の暮らしを測る指標のようなものになっている。
雨の音や風の音よりも、自分の用事で頭がいっぱいになっていたら、すこし暮らしをゆるめてみる。
何もない日はひたすらに、何もしないで気の向くままに過ごす。
自然の音に自分の心を向けられるかどうかで、暮らしをつくることにしている。
暮らしの中に、無心になる瞬間があることで自分の中身がすっきりするのだ。
自分の周りのことも忘れられるから、一旦自然の音に触れると、じぶん速度に戻れる。
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