+5回目+ これであなたもオイルオタク。荏胡麻油と亜麻仁油ってどう違うの?
圧倒的信頼感!熱烈推薦!
荏胡麻油 と 亜麻仁油 に対するわたしの感想を叫んでみました。栄養バランスの崩れがちな現代人を救う!(かもしれない)救世主オイルの とうじょう です。
なん回もでてきて、今さらですが、えごま油 と あまに油 と読みます。平仮名でかくと、かわいい感じがしますね。なので、わたしは平仮名で書くのが好きです。
とくに、荏胡麻油って、難しい漢字ですよね。書ける気がしません。「荏」の部分をずっと見つめていると、なぜでしょう、心の不安な部分をあおられる気がすします。このnoteを書いているときの、わたしのココロ はざわついています。ざわわざわわ。
さて、この2つ、ヘルシーな人々が生きとし生ける世界では、とても人気があります。というのも、貴重な脂肪酸、オメガ3系列を たくさん ふくむからです。
(少しおさらいすると、) オメガ3系列には、免疫強化や炎症を沈めるなど、体を健やかに整える効能があります。α-リノレン酸 EPA DHAが、その代表です。油以外だと、青魚に多く含まれています。DHAは、脳に良いイメージが強いですよね!物忘れ防止とか。というのも、オメガ3系列の脂肪酸は、とても良質で、脳の細胞を作るのにも、一役かっています。
--良い油で頭が良くなる!
良質なオイルの摂取=良い脳細胞が作られる=脳が良くなる=頭が良くなる
知性さのかけらも感じられない、安直な等式ではありますが、からだは食べもの で てきている ということで、良い油でできた脳みそからは、クリエイティブなアイディアが、生まれてきそうですね。
荏胡麻油 と 亜麻仁油、ネットで検索すると、一緒に出てくることがほとんど。紹介のされかたも、同じような雰囲気。
「オメガ3を含む!」
「痩せる油!」
かなりざっくりです。
でも!!
違うんですよ!この2つ!
確かに同じオメガ3系列ということで、かぶっている特徴が多いのは、ホント。人間に例えると、双子ちゃん。みためや、印象は似ていても、性格はみなさん、違いますよね。似て非なるということで、荏胡麻油も亜麻仁油も、ひとくくり にはできないのです。
-こせい がある。
つまり、きちんとそれぞれに こせい があります。その こせい を把握して、自分にあったオメガ3を摂取していきましょう。
それぞれのキーワードをあげるとすると
荏胡麻油の こせい →血糖値、抗アレルギー作用、認知症対策
亜麻仁油の個性 こせい→女性ホルモン、抗ウィルス作用 食物繊維
になります。
荏胡麻油(オススメ度5:★★★★★)
見た目:少し黄色味がかっている
味や香り:青臭い、苦い
主な脂肪酸の種類:αリノレン酸(オメガ3系列)
そもそも、荏胡麻とは、シソに似た植物のことで、またの名をジュウネン。食べると十年長生きできるといういわれがあるそうな。そのまんまか。
荏胡麻油は、その荏胡麻の種から抽出しています。なんだ、種かよとあなどることなかれ!
ジュウネンの名に恥じぬくらい、とてもすごい効能を持っています。
まず、αリノレン酸が全体の約60%以上もしめます。なので、オメガ3たっぷり!
さらに、声を大にして言いたいのが、「ロズマリン酸」をふくむということ!!
ロズマリン酸は、
なんと、
血糖値が上がるのを防いでくれるんです!
激アツですね。これは、亜麻仁油にはない成分で、荏胡麻油オリジナル。
どうやって血糖値が上がるのを防ぐのかというと、炭水化物は、体内でブドウ糖まで分解されて血液中をかけ巡って血糖値をあげたり、エネルギーとして使われずに余ったぶんは、脂肪として蓄積されたりする
わけですが、
ロズマリン酸、おもしろいことに、糖質がブドウ糖になるのを、阻止してくれるんです。
つまり血糖値が上がったり、脂肪が蓄積する原因をなくしてくれる!
血糖値って、健康維持において、とても重要なポイントですものね。
すごいぞ、ありがとう、ロズマリン酸。畏敬の念をこめて、ロズマリンさんと呼びましょうか、いや、ロズマリン様でしょうか。
今日のわたしみたいに、ご飯を食べぎてしまった罪悪感におそわれている人は、荏胡麻油を、ティースプーン1杯、なめましょう。
また、荏胡麻油には、「ルテオリン」という成分も含まれています。これは、と〜っても抗炎症作用が強い物質。アレルギー症状をやわらげたり、脳の炎症も抑えてくれます。(脳の炎症、すなわち認知症対策です。)
亜麻仁油(オススメ度5:★★★★★)
見た目:少し黄色味がかっている
味や香り:青臭い、生臭い味
主な脂肪酸の種類:αリノレン酸(オメガ3系列)
味や香りまで、荏胡麻油とほぼおなじ亜麻仁油ですが、原材料も荏胡麻とは様子がだいぶ違ってきます。そもそも亜麻仁とは、紫色のちっさい花を咲かせる、かわゆい植物のことです。
この種から絞られて作られたのが、亜麻仁油。
ちなみに、亜麻仁の茎や葉からは、リネンの布地が作られます。捨てるところがありませんね、亜麻仁。きになる効能ですが、なんと、女性にとって嬉しいものばかり。
亜麻仁油には、ポリフェノールの一種の「リグナン」という成分が含まれているのです。
この子も、とてもおもしろい働きをしてくれます。
というのも、このリグナン、女性ホルモンを増やし、体に入ってきたウィルスをやっつけます。ひびき的にも、なんか、ヒーローっぽい。
正義の味方リグナン!
ヒーロー リグナンは、腸に到達すると、腸内細菌によって「エンテロラクトン」という、なんとも ま のぬけた響きをもつ物質に変身します。
「せっかくのカッコ良いヒーロ感が、台なしに!」
と思うかもしれませんが、しかし、この「エンテロラクトン」がすごい。植物エストロゲンとも呼ばれていて、女性ホルモンのような働きをする物質なのです。なので、生理痛が少し良くなる とかも、期待できちゃいます。更年期障害にも、よい!
それゆえ、女性ホルモンであるエストロゲン減少によってできる、大腸がんや乳がん、子宮がん、卵巣がん、前立腺がん など「ホルモン」と関係するがんを防いでくれる効果がとても期待されているという、頼もしい存在。
さらに、これは男性にとっても役に立つのですが、リグナンは、とても強い抗ウィルス作用を持っています。
インフルエンザやヘルペスウィルスはなんのその!
A型肝炎、B型肝炎などのウイルスもかかってこい な、強力な免疫システムも発揮してくれるそう。
おまけに、亜麻仁油には、水溶性および不溶性の食物繊維がバランスよく含まれているという特徴も!
この2種類の食物繊維、せれぞれ働きが微妙に違います。水溶性食物繊維は、便を柔らかくし、不溶性食物繊維は、腸を刺激します。この2つが合わさることで、腸内環境をよりよくしてくれるのです。
そう、荏胡麻油と亜麻仁油、まったく ちがう!!!
ちがうの!!!
荏胡麻油は血糖値を整えたり、免疫系の炎症を沈めるのが特徴です。花粉症が辛い時期や、ダイエットに挑戦したいときは、荏胡麻油を日常に取り入れてみてください。体が楽になります。
いっぽう、亜麻仁油は、女性ホルモンを増やしたり、体に入ってきたウィルスをやっつけたりします。女性にとっては、常備薬てき で、つらい生理痛や更年期障害かんわ の たすけ になるかもしれません。インフルエンザなんかは、薬を飲んで直すのに抵抗がある人も、最近は増えはじめているので、症状のごく初期段階にかぎり、亜麻仁油で からだ をいたわってもいいかもしれませんね。
使用シーンでまとめるとこんな かんじ です。
荏胡麻油と亜麻仁油の ちがい がわかると、もう、あなたもオイルオタク!毎日の体調に合わせて、調整することができるので、けっこう楽しいですよ。匂いと味にクセがあるのが、難点ですが、納豆に入れたり、サラダにかけたりすれば、意外とおいしく食べれちゃいます。
一点、注意してほしいことがあります。
それは、えらびかた。
αリノレン酸たっぷりの荏胡麻油や亜麻仁油は、精製加工処理したものは絶対に絶対にさけてほしいのです。
見分け方としては、とても簡単で、パッケージを注意深く慎重に読むこと。
「この油にはロズマリン酸やリグナン、食物繊維は含まれていません」
のような意味合いのことが書かれていたら、そっと商品棚に戻しましょう。高温精製処理されている可能性が高く、せっかくの効能が失われています。
ここさえ、注意したら大丈夫です。
わたしは、荏胡麻油のおかげで、だいぶアレルギー症状がおちつきました。あと、夫が風邪をひいたときに、亜麻仁油を、少し冷めた おかゆ にかけて出したら、次の日にはすっかり元気になってました。風邪ひきさん、ぜひ試してみてください。
次回は、ごま油について。ごま油って、実は何種類もあります。しかも、ぜんぶ、栄養とか見た目が微妙にちがう!
というわけで、次回のnoteでは、皆さんに ごま油博士 になってもらいます。
note書くときのコーヒー代や、クロエちゃんへのスペシャルおやつ代にさせていただきます٩( 'ω' )و