朝昼晩違う献立はすごいこと!ドイツホームステイ先で受けた良い意味でのカルチャーショック

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この記事では、朝・昼・晩と、温かい食事が食べられることや
毎日3食違う料理が食卓に並ぶことは、決して当たり前じゃない、普通じゃない、とてもすごいことなんだと気付いた経験を書き記したいと思います。


今日の夜ご飯は何にしよう?
明日の朝ごはんはパン?ご飯?
あーもうこんな時間。お昼どうしよう・・・

私の母は、毎日こんな風に献立を考えるのに苦労していました。

私もそんな家庭で育ったので、食事は毎日メニューを変えなければならないものだと思い込んでいました。

たまに作る分には、自分が作ってみたいものや、食べたいものをチョイスすれば良いですが、毎日となると大変なんだな、と実感したのは、自分が家庭を持ってから。

ただ、毎日3食献立を変えなければいけない、というのは全ての家庭においての常識ではない、ということに気がついてからは、食事作りがとてもラクになりました。


ドイツにホームステイした時の食生活はもっとシンプルだったけど、充分だった


私は大学2年生の秋から約半年間、ドイツ北部の町「オルデンブルク」に留学し、4人+αの家族の元にホームステイさせてもらいました。

ホームステイさせてもらう際の条件として、朝食だけは家族と同じものを提供してね、昼夜は自分でやります、というスタイルが基本の約束でしたが、家にいる際の食事はすべて、家族と同じものを一緒に食べさせてくれました。

ホームステイ先の食事はルーティーン化されていました。

【平日】
朝食:スライスパンとジャム、紅茶、ヨーグルト
昼食:おのおの学食や職場で温かい料理を食べる
夕食:スライスパンとハム・チーズ、ハーブティー
(食後のリラックスタイムにワインを楽しむ)

【日曜日】
朝食:近所のパン屋さんでブロートヒェンを購入。ジャム、紅茶、ヨーグルトは平日と同じですが、プラスゆで卵を食べる
昼食:温かい料理(お母さんの料理)
夕食:スライスパンとハム・チーズ、ハーブティー
(食後のリラックスタイムにワインを楽しむ)


基本的に、朝と夜はパン食で、冷たい食事。
お昼に温かくて栄養のある食事とる、というスタイルです。

最初は夜ご飯も毎日同じ…ということに戸惑いましたが、一番エネルギーが必要なお昼ご飯をしっかりと食べ、食事を楽しむ。
朝と晩は、特別な料理はせず、効率よく済ませる…

このリズムに慣れると、これが意外に快適で、毎日の朝食で何を食べようか悩むこともなく、夕食前・夕食後の時間をのんびりと過ごすことができるライフスタイルが、合理的なだけじゃないことに気がつきました。

ドイツのすべての家庭がこのような食生活、というわけではありませんが、私はこのような食事スタイルで生活することができたことで、

毎日3食献立を考え、異なるメニューを作らなければならない、という固定概念を覆す大きなきっかけとなりました。

逆に言えば、3食温かいものを口にすることができたり、毎日違うおかずを作ってもらえることは、とても素敵なことなんだな、と感じるようになれました。


ご飯作りが負担になるよりは、朝晩のお手軽基本メニューがあって、昼食に好きなものを作る、または、気分が乗った時に作る、というくらいの気持ちでもいいんだよ、というメッセージのようでした。


このメリハリが、私には良い意味でのカルチャーショックで、その後の人生で、ちょっと頑張り過ぎかな、しんどいな、と思ったときに力を抜く手助け(考え方)としても役立っています。


(普段がシンプルなので、お客さんが来る時や、誕生日、クリスマスなどのお祝い時には、ホストマザーの得意料理が並び、とても賑やかで華やかでした。
そういう特別な日が、本当に心からわくわくする、非日常に感じることができる感覚も新鮮でした。)


【あとがきにかえて】

毎日の食事作りで悩んでいる方や、ちょっと疲れてしまった時に、「やらなくちゃ」「must」「have to」ではなく

「want」を優先してもいいんだよ、そんな風なメッセージとしても、私の心の片隅に居続けてくれているエピソードを思い出しながら書き記してみました。


自分の経験・思っていることを文章にして伝える、ということはとても難しいですね。

だいぶわかりにくい文章になってしまいましたが、読んでくださりありがとうございます。

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