見出し画像

イライラ感情をコントロールするために ②

前号からの続き

 

③ 意識を外す

例えば、イライラしていたとしても、もし久しぶりに着た服のポケットに1万円が入っていたら、と想像してみて下さい。今までのイライラはスッと消えるのではないでしょうか。

 

イライラの原因から意識を外すことでイライラした感情をそらすことが出来ます。

イヤなことがあったら、好きなことをする。好きな食べ物を買ってくるなど、意識を意図的に ずらす工夫が必要です。

 

またやりたくないことや他人からの押し付けを優先し過ぎると、違うところで、ちょっとしたことで我慢できなくなることもあります。

 

自分の主張ばかりで人の意見を受け入れないのは問題ですが、自分の心を管理し「自尊心」が育つように意識すれば、心も満たされるようになり、他人に対しても「もっと寛容」になり、他人や部下から「信頼」されるようになると思います。

 

結局は他人に期待し過ぎている。

他人の行動はドーナツ(自力の輪)の外であり、自分ではコントロールできません。それを勝手に「自分の予想や信念、価値観」と違うからと言って勝手に裏切られたと思い込み、イライラして、怒り、人間関係を悪くしている。違う価値観、違う信念の人から見れば、「なんて自分勝手な人間!」と見られ、信用されなくなる。

どんなことでも、全て自分の思い通りには行かない。「他力」の部分を過度に期待してはいけない。という事を肝に銘じておくことです。

 

④ 最後に、ネガティブな思考に対して、「正反対」の事もありえると考えてみる

自分の期待と違う行動をする部下に対して、「あいつはどうせ○○だ」と決めつけるのではなく、「そうかもしれないし、そうじゃないのかもしれないと」考え、視野を広げることが大切です。もしかしたら自分の勝手な妄想かもしれない。

 

人は自分から見えているものが全てであると錯覚しやすい。しかし、どんなものにでも自分には見えていない側面は存在します。「別の視点で考えてみること」です。

自分がイライラするのは、他人や周りの環境が悪いと考えがちであるが、自分の考え方や捉え方ひとつで変わる事もあると思います。

 

イライラして視野が狭くなっているときこそ、その人の思考の癖(本性)が出やすいものです。自分の特性を客観的に捉え、無駄にイライラして、自分自身の信頼を損ねるような事は無くすようにしたいと思います。

 

以上

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?