有松 真一

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人生100年シリーズ⑪ 今回は、「人生をより良いものとする究極の方法」

人生100年シリーズ⑪ 今回は、「人生をより良いものとする究極の方法」をご紹介します。 ここに資格試験に不合格となった人が二人いたとします。 ・A君 →「このままではダメだ!」「成長したい!」「もっと勉強しよう!」 ・B君 →「自分には向いていない。」「もうやりたくない!」「やめよう」  このように起きたことは同じであっても、捉え方次第で全く違った発想となり、その人の人生は大きく変わる事と思います。「資格試験に落ちた」「トラブルが発生した」となれば、多くの人はネガティ

    • 戦争は理解に苦しむが、全く他人事とも思えない自分もいる

       ウクライナで現在起きている出来事が、これまで生きてきた経験からすると、余りにも非現実的すぎて、ショックを受けています。 人類は歴史的にその発展段階において住む場所や食料を求めて、多くの戦いを繰り広げてきました。その中でも中世から近現代に至る多くの戦争は「戦士や戦闘員」が一般市民の暮らす場所とは別の場所で、敵か味方かを識別する為の「戦闘服」や、「指物(さしもの)」呼ばれる「敵味方を識別する旗」を立てて行うなど、基本的には市民生活とは別の場所で行うものでした。 しかし

      • 頑張らなくても良いので、成果を出してもらいたい。

        今回は、仕事と努力の関係について考えてみたいと思います。 会議などで「頑張ります」と言うことは「よく」ありますよね。自分自身も過去、上司に「出来るのか?」と聞かれた際「頑張ります」とよく言ってきました。そんな時に「頑張らなくていいから結果を出してくれ」などと言われることもありました。  仕事とは「努力」の積み重ねであると考えがちですが、そもそも人間は「無限に頑張る」ことなど出来ないと思います。努力は大切なことですが、我慢を重ね、苦難に立ち向かう事を続けられるのか?それで

        • 「あなたにとって、仕事とはなんですか?」

          採用試験や面接で、「あなたにとって、仕事とはなんですか?」と聞かれたことが有る人もいるかと思います。学校の就職試験対策でも取り上げられるますので、模範的回答を覚えた記憶がある人も多いでしょう。 しかし、この質問の目的は「就職をする」という人生の大きな決断は、それなりに深く考え、覚悟を持って臨んで欲しく、そういう受け止めをしているかどうかを問うものであり、本来そうあるべきですが、残念ながら指導する学校も、それを受ける生徒も「模範解答を覚える」という程度で、その質問の目的や趣旨

        人生100年シリーズ⑪ 今回は、「人生をより良いものとする究極の方法」

          「心というバケツ」から「ストレスという液体」が溢れるとそれが「アドレナリン」になる

          日々忙しく仕事をしていると、思い通りに事が運ばずにイライラする事がありますよね。特に「仕事上、近くにいる人」が「期待に応えてもらえない」ように感じると、強い憤り(いきどおり)を感じるようになります。    人間は「緊張、不安、恐怖、怒り」などの感情が高まると「アドレナリン」が分泌され、心拍数が上がり、自律神経が身体をコントロールできなくなります。その結果、顔が赤くなったり、手足が震えたりといった症状が発生します。  また、人や状況により、「イライラする=アドレナリンの分

          「心というバケツ」から「ストレスという液体」が溢れるとそれが「アドレナリン」になる

          イライラ感情をコントロールするために ②

          前号からの続き ③ 意識を外す 例えば、イライラしていたとしても、もし久しぶりに着た服のポケットに1万円が入っていたら、と想像してみて下さい。今までのイライラはスッと消えるのではないでしょうか。 イライラの原因から意識を外すことでイライラした感情をそらすことが出来ます。 イヤなことがあったら、好きなことをする。好きな食べ物を買ってくるなど、意識を意図的に ずらす工夫が必要です。 またやりたくないことや他人からの押し付けを優先し過ぎると、違うところで

          イライラ感情をコントロールするために ②

          イライラ感情をコントロールするために ①

          仕事や日常の生活において「思い通りにならない」「イライラする」という事は少なくないと思います。しかしそれらに振り回されていると、それが原因で仕事や人間関係のトラブルにつながることが有ります。出来ればそのような「イライラ」は減らしていきたいものです。 ところで人は何故、他人に対して、怒ったり、イライラしたりするのでしょうか。同じ出来事でも怒る人と怒らない人がいます。 という事は、そのような感情は、自分自身の受け取り方や考え方の習慣に原因があると言えるでしょう。 では

          イライラ感情をコントロールするために ①

          人生は選択で出来ている

          人間の体(からだ)は当たり前ですが「食べたもの」で出来ている。と前回書きました。50億年前に地球は誕生したと言われていますが、その後わずか4億年で生命が誕生したとされていますので、生命誕生から実に46億年かけて生命は進化し、ほんの20万年前に人類が誕生しました。  わたくしが小学生の頃にカールセーガンという科学者が描いた「COSMOS」というTV番組があり、(わたくしはその番組に大きな影響を受けました)その中に地球カレンダーというものが出て来るのですが、地球が誕生した瞬間を

          人生は選択で出来ている

          人生100年シリーズ⑩ 人間は当たり前だけど食べたもので出来ている。

          人間の体は、当たり前ですが「食べたもの」で出来ています。当然ですが、体に必要な成分を適量に含んだ食事が大切です。 しかし、戦後日本人に欧米産の食べ物を大量に輸入してもらおうと考えたGHQの政策もあり、日本食の欧米化が進みました。典型的な例とされるのは学校給食で、アメリカ産小麦で作られたパンを日本人に大量に食べてもらうために大きな成果を上げました。  その後も、優秀な企業のマーケティング活動(笑)により、人間の食欲は過剰なまでに刺激を受け続け、適量を超えた食事や栄養のバラン

          人生100年シリーズ⑩ 人間は当たり前だけど食べたもので出来ている。

          思考の癖と分断思考による不幸

           日々の生活は「選択」の連続であるという事は、これまでにも何度か取り上げてきました。より豊かな人生を送るためにも、出来るだけ「正しい」選択をすることで後から「後悔」するような事は避けたいものです。 しかし、人間には様々な思考の癖があり、間違える事が多いとされています。 ある調査によると「ニュースの話題になるような三択問題」を大人に解かせたところ、正解率は3割以下。 何も考えないでランダムに回答すれば1/3の正解率になるはずが、それ以下。 つまり人間はチンパンジー以下であ

          思考の癖と分断思考による不幸

          人間らしく生きるとは

          「人間らしく生きたいか」と問われれば、通常は「もちろん」と答えると思います。 では、人間らしく生きるとはどういう事でしょうか?逆に、人間らしくない生き方とはどういう状態でしょうか? 恐らく「家畜」や「奴隷」のような「飼いならされている」「自由がない」等の状態を「人間らしくない」と感じるのではないかと思います。 という事は、他人のアイデンティティを認め、尊重する。自分と違う考えを否定しないことと言い換えられると思います。 自分と違う考えを認めない。他人を頭から否定

          人間らしく生きるとは

          人生100年シリーズ ⑨ 「今日」がこれからの人生において一番若い日

          ついこの間「年末、年始」だと思っていたら、もう月末です。1年の12分の1。1年を1日とするともう2時間経過したことになります。 無駄な日々を過ごしたい。と積極的に考え、行動する人はそうはいませんよね。人間は本能的に、今の状況を「より改善したい。より良くしたい」と考えるモノなので、本来は毎日をより充実して過ごしたいと考えると思いますが、漠然と考えても実感が湧きにくいので具体的に考えてみたいと思います。 例えば、全く改善しない人と1日1%改善する人の1年後の

          人生100年シリーズ ⑨ 「今日」がこれからの人生において一番若い日

          自分は優れているという「優越の錯覚」

           皆さんは自分が他人より優れていると思いますか?簡単に答えることは難しいですよね。優れているかそうでないかはあくまで相対的なモノであって、比べる対象が無ければ、簡単に答えることはできません。    人それぞれスキなことやキライなことが有り、「得意・不得意」もあると思います。得意なことが多ければ「自己肯定感(じここうていかん)」が高まり、前向きに取りくめることが増え、より充実した人生となりますが、苦手なことが多いと自信を無くし、人生の幅が狭くなってしまいそうです。  心理

          自分は優れているという「優越の錯覚」

          「仕事を後回しにする癖」を克服するための考え方

          仕事をしていれば、誰しも自分のペースで仕事をしたい、効率よく仕事をしたい。そのために、自分の仕事を優先したい。と考えるのは自然なことだと思います。  一方、会社における仕事の場合、「組織で行うミッション」を効率よく実行するため、一般的には「役割分担」を行ないますが、それぞれの担当者が高い専門性を保ち、全体最適化を図るには「個人間」の連携(コミュニケーション)が必須となります。風通しの良い組織は、「相談しやすい雰囲気、環境」のレベルが高い。  もし個人が「容易に相談

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          孫子の兵法とインパール作戦

          昨日、改めて「孫子の兵法」を読み返していました。 孫子とは、今から約2500年前の中国戦国時代(春秋時代)における孫武という武将が書かせた「兵法書」です。そこに書かれている戦争に勝つための方法論が「孫子の兵法」と呼ばれています。  書かれている内容は「いかにして戦争で勝つか」という事ですが、具体的に戦争に勝つための「選ぶべき地形」「指導者の考え方」「攻め方、守り方」「決めごと」など基本的な事から、更に戦いを有利に進めるための「敵の内部工作活動」まで実に深くまとめられてお

          孫子の兵法とインパール作戦