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わたしの本棚

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わたしの読書記録です。
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2023年3月の記事一覧

本棚:『まんがでわかる 7つの習慣』

「7つの習慣」はこれまで何度か聞いたことがあり、本を見かけたことも何度かあるものの、ちゃんと読んだことはなく…。きっと読んだ方がいいんだろうなと思いつつも、そのまま。でも、本書を見かけて、まんがなら!と手に取りました。 上手く行かなかったとき、ついつい他人や環境のせいにしてしまったり。相談された時に、話をちゃんと聞くより、自分ならどうする、みたいなことを言って自己満足してたり。みんなが幸せになるなんて、現実にはありえないと思っていたり。思い当たる節がありすぎて耳が痛いですが、

本棚:『老いる自分をゆるしてあげる。』

上大岡トメさんの本。若いころに比べて、瞬発力は落ちたし、疲れやすくなったし、忘れっぽくなったし。かと思えば、たいていのことは何とかなる、と気にしないことが増えたり。歳を取るって嫌だな~とは思うものの、いつまでも若々しくあるべき、というのは、個々人の価値観の問題であって、強要される(そういう商品の広告などを見る)と、老化は悪いことばかりじゃないでしょ!と歯向かいたくなります。 本書でいいなと思ったのが、貝原益軒の『養生訓』に書かれている、治療よりも養生が上策ということ。養生せず

本棚:『普通の会社員でもできる 日本版FIRE超入門』

最近読んだ『FIRE 最強の早期リタイア術』『父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え』は、翻訳されるだけあって面白かったのですが、唯一の難点がアメリカ向けだということ。厚生年金とか会社員のメリットもあるからなぁ~と思ったり。その点、本書は日本版とある通り、日本の制度のことが書かれていますから、もっと現実的に考えやすかったです。 FIREという言葉を知ったばかりの数年前は、50歳で早期退職する!と思ったものですが、今は、ゆる~く生涯現役を目標としています。本書にも早期

本棚:『ただいま、お酒は出せません!』

新宿駅直結の商業ビルのレストランフロアにある、ピザをメインとするカジュアルイタリアン「マルコ」に勤務する六花。2020年4月、緊急事態宣言が発令され、店は明日から休業へ。ここから長い戦いが始まって…。 もうあれから3年経つんだなと思いました。初めてのテレワーク。はじめのうちは、まだ事の深刻さが分かっていませんでしたが、一人暮らしでのステイホームは徐々に辛くなってきました。それまでアパートの他の部屋の物音なんて気にならなかったのに、足音が気になるようになったり、ちょっとしたこ

本棚:『スタンド・バイ・ミー 東京バンドワゴン』

シリーズ3作目です。今回も相も変わらず堀田家は賑やかです。毎回いろんな事件が持ち込まれますが、現実にはそんなに上手く行かないよ…と思いつつも、最後は丸く収まるところ(しかも私の予想より上方修正な形で)が心地よく、どんどんこのシリーズにハマっています。ただ、問題はタイトルだけだとシリーズの何作目なのか分からないので、間違って飛ばしてしまわないよう、注意して図書館で借りています。ついでに、一番近い図書館だと単行本が置いてあり、それだと重い(通勤時にも読む)ので、別の図書館で文庫本

本棚:『クドリャフカの順番』

〈古典部〉シリーズ第3弾。とうとう神山高校文化祭の幕開け。古典部の文集「氷菓」の事前に打ち合わせた発行部数は三十部。それでも売れ残り覚悟の数字だったのに、なんと実際に刷り上がってきたのは二百部。この積み重なった「山」をどう乗り越えるのか。 古典部4名のそれぞれの視点で話が進んでいきます。学生時代の一大イベントが各自の視点で…というところから、三浦しをんさんの『風が強く吹いている』が再び読みたくなりました。人生をもう一度やり直せても、きっと、わたしは以前と大して変わらない学生

本棚:『アリエリー教授の「行動経済学」入門』 お金篇

"20% OFF"や"30% OFF" などと書かれていると、これはお得!というより、買わなきゃ損!と思えてきて、価格の妥当性や、そもそも必要か?といったことを考えずに飛びついてしまったり。ちょっとしたプチ贅沢は「今日は頑張ったからご褒美♪」なんて思うけど、昨日と大して変わらない今日だったり。値段が高いもの、手作りのものは、無条件に価値も高いと思ってしまったり。 思い当たる節は多々ありまして、人間って全然 合理的じゃないよね…と思いますが、だからこそ愛おしくも思えるというか。

本棚:『片づけについての小さな本』

片づけについての本としては珍しく、小さな絵本のようです。たいていの本はそこそこ厚みがあって、片づけの手順やコツなどが紹介されていますが、片づけにとって一番大事なことは、テクニックではなく、シンプルな考え方なのだと思いました。シンプルな考え方を伝えるのであれば、絵本でもよいのかもしれません。 片づけ好きが高じて整理収納アドバイザーの資格を取りましたが、以前はよく片づけ本も読んでいました。図書館で新しい本を見つけては、ワクワクしながら手に取りました。でも、いつの間にか熱が冷めつつ

本棚:『定年就活 働きものがゆく』

男女雇用機会均等法が施行されるより前に就職、結婚、出産したが、働き続けることを歓迎してくれた会社で60歳まで勤め上げた妙子。定年退職するつもりが慰留され、働き続ける気になったが、同期の栄転や後輩女性の陰口にカッときて、退職。一気に暇になり、新たに働き口を探すが…。 良くも悪くも新卒で入社した会社に勤めて十数年になります。他の会社を知らないのは幸せなのか、リスクなのか…。残業なしでも1日約8時間×週5日は長時間労働だなと思っていて、1日5時間ぐらいがいいなぁ~と思っていますが

本棚:『海が見える家 旅立ち』

新卒で入社した会社を一カ月で辞めた矢先、父の死の知らせを受け、父が遺した海が見える家に住み始めた文哉。父が生前行っていた別荘の管理を引き継ぎ、田舎での暮らしにも慣れ、順風満帆に見えた生活は千葉を襲った大型台風により一変。なんとか立て直しを図り、新たな一歩を踏み出そうとしたその時、文哉に訪れた出来事は…。 『海が見える家』『海が見える家 それから』『海が見える家 逆風』に続く本書で、シリーズ完結だそうです。前作で、続きがどうなるのかとずっと気になっていました。本書の舞台は南房総

本棚:『前略、今日も事件が起きています 東部郵便局の名探偵』

郵便にまつわる事件。その事件を解決に導くのは、なんと郵便局内の食堂で働くおじさんの助言!事件の行方とおじさんの正体とは? 年賀状の仕分けのバイト、一度やりたいなと思っていたことを思い出しました。高校生の頃はバイトに行く余裕がなく、大学生のころはちょうどその時期、帰省していたり。そうはいっても結局はやる気の問題だったかな。本書で郵便局の仕事の裏側がちょっとわかって、興味深かったです。ゆうパックや転居届、切手の料金が変わるときのことなど、「へぇ~」と。 大学卒業時、卒業旅行に行

本棚:『シー・ラブズ・ユー 東京バンドワゴン』

シリーズ第2弾。前作は以前ドラマで見たのと重なっていましたが、今回はさらに話が進んで賑やかになりまして。この家族の一員だったら楽しそうだなぁ、いいなぁという思いが強くなりました。ご近所さんを含めて、様々な世代が交わるのはいいことだと思います。 両親と兄との4人家族で、両親は共働きだったので、鍵っ子でした。一方、すぐ近所の友だちの家も共働きだったけど、おじいちゃんとおばあちゃんがいて、さらに犬がいた時期もあり、一人で留守番の時などは羨ましかったです。そういえば、学校が半日の日に

本棚:『婚活食堂8』

気づけばもうシリーズ第8弾。途中、ハラハラする場面もあるのですが、最後はきっとうまく行くはず!という安心感があるのがよいです。 今回は「めぐみ食堂」のはす向かいに「占い居酒屋 ゑんむすび」というタロット占いの店ができます。流行っている店の近くに、似たような店をオープンするというマーケティング戦略。お互いに潰しあわなくても…と素人の私は思ってしまうのですが、立地とか色々 理由があるのでしょう。 先日、よく通っている図書館とは別の図書館に行った帰りに、ふだん利用している系列のスー