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本棚:『片づけについての小さな本』

片づけについての本としては珍しく、小さな絵本のようです。たいていの本はそこそこ厚みがあって、片づけの手順やコツなどが紹介されていますが、片づけにとって一番大事なことは、テクニックではなく、シンプルな考え方なのだと思いました。シンプルな考え方を伝えるのであれば、絵本でもよいのかもしれません。
片づけ好きが高じて整理収納アドバイザーの資格を取りましたが、以前はよく片づけ本も読んでいました。図書館で新しい本を見つけては、ワクワクしながら手に取りました。でも、いつの間にか熱が冷めつつありまして。でも、片づけること自体は好きで、時々、熱がぶり返して「要らないものはないかしら?」と探します。
片づけ本をあまり読まなくなった原因を考えてみると、似た内容が多い(新たな発見が少ない)ということと、テクニックより、ミニマルな考え方、思考に興味があるのですが、あまりそういう本に出会えておらず。そして、片づけよりも「ごみ問題」とか「大量消費社会」に興味が移り、本書を手に取ったのも、絵本みたいで珍しいな~というのと、裏表紙に「現代の大量消費主義社会において、…」とあったからです。きれいな部屋を維持するために、使い捨て掃除用品を賢く(?)使いましょう…みたいなのは、以前は気にならなかったけれど、最近は嫌だなと思うようになりました。
自分の興味の赴くままではありますが、一般的な片づけとはズレていっているのかな?と思いまして、整理収納アドバイザーとしてお手伝いするのは難しそうだなと思っています。


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