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足ふきマットだけがわたくしを冷えから守るアンタルヤな夜

深夜、宿へ戻り
シャワーを浴びてから
ベッドにお布団的な物が
小さなブランケットしか無いことに気付きます

ご丁寧に使い捨てスリッパまであるのに
あとは足ふきマットとタオルのみ

「これじゃ明け方は冷えるよね
外のカゴにシーツか何か入ってるの見たから
借りてくるわ」
子「ワイは暑いからいらん」

助かったー

フロントももう閉まってしるでしょうし
何でも良いので3枚ほど手に取り
部屋へ戻ります

部屋で広げてみると
それらは全てトルコ伝統の足ふきマットで
わたくしは横になり
身体の上にそれらを並べてみました

「普段 足で踏まれているのに
人を踏みにじるのはどんな気持ちだい?」


なんか不安になってきた
そういえばチェックインの時の宿泊費の支払い…
本当に二重になってないかな

ホテルの予約サイトを確認致します
「クレジットカードで支払い済み」

クレジットカードの利用明細も開いてみます
全く同じ金額が引き落とされております

「あかんやつやん」

ホテルで支払った金額の方が安かったのですが
明日、そちらを返金してもらうしか
仕方あるまい

翌朝このホテル、
部屋の階からフロントへは
勝手に侵入出来ないよう
扉にロックが掛かっております

困りましたが
このままでは外にも出られない為
横にあったインターフォン的なボタンを押してみますと、
館内に音が響き渡り
掃除のスタッフと、フロントスタッフが駆け付けます

Wスタッフ「なんでドアが閉まってたんだい?」
「わたくしが聞きたいです」

まぁええわと、扉は椅子により
開いた状態に固定されました

「それよりチェックアウトと、
用があってさ」
フロントスタッフと共に
フロントデスクに行きます

外は良いお天気の様子

わたくしは昨日、宿代の支払いをしたこと
そのもっと前にもカードから引き落としがあったことを説明致します

スタッフ「ノープロブレムさ!」
…こっちの方ってよく「ノープロブレム」って仰いますね

彼は一度どこかへ行き
わたくしが昨夜、支払った分の現金を持って来てくださいました

「ありがとう。
じゃあまたね👋」

これにて
再び昨夜のアンタルヤのオトガルへ
向かいます

昨夜の風景とはまた一変して
明るくて可愛いアンタルヤの街並みが見られます

木に付いてるワニ…
どうやってくっ付いてるのでしょう
( ͜🐊 ・ω・) ͜🐊


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