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I Can't Get Started

4ヶ月ぶりくらいに、実家にかえります。今は高速バスのなかでこれを書いています。

前にも書いたんですが、高速バスがすきです。音楽たくさん聴いて、ぼーっとして、サービスエリアでふらふらして、うとうとして、目的地に着く感じがたまらない。夜行バスもいいですが、昼間のバスにはこういったたのしみがありますよね。ひとには時間をもてあましているな、とよく言われます。さいきんは3列独立シートがすきです。

隣の青いワンピースのおねえさん、音楽も聴かずぼーっと外を眺めていていいなとおもいます。どんなこと考えているんだろう。寝てるのかもしれないですが。

江國さんの「真昼なのに昏い部屋」を読みはじめました。またもやかなりすきな感じ。敬語なんですよね、ぜんぶ、それもまたいい。はやくはやく、と息継ぎせず読んでしまいがちなので、ゆっくりたのしみたい。まだ1/3も読んでないのに、終わるのが惜しい、この世界にずっといたいとおもってしまっています。

あとは先日、ソフィア・コッポラ監督の「lost in translation」、ついに見終わってしまいました。こちらもかなり好みな感じで、なんていうんでしょう、たぶんシーンが切り替わる間だったり、台詞の間だったり、そういうのが好みな気がします。

カラオケではっぴいえんどが流れるシーン、眠れぬふたりが夜中ベッドで日本酒を飲むシーン(最高!)、お寿司屋さんのシーンなど、ふたりの距離感が絶妙でした。東京の切り取った景色、わたしがはじめて上京したときの切り取った景色のようで、じんわりきた。よく言われているさいごの雑踏のシーンは、ことばで説明できない感情で胸がいっぱいでした。あー、よかったな。

きのうはひさしぶりに、夫とお外でお酒を飲みました。たのしくてしょうがなく、おかげですこしばかり、宿酔いです。

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大人のお子様ランチ。アジフライ、ここ最近かなりすきです。きのうたべたのはふわふわだった、あーおいしかったな。白和えと、ビールがサッポロラガーでした。基本的にキリン信者ですが、サッポロももちろんおいしい。というか、ビールってなんでこんなにおいしいんでしょう。梅雨のじめっとしたときにも、夏のからっとしたときにも、どちらにもいい。

キリンビールとアジフライの有識者になろうとおもっています。おもっているだけで行動を起こせていない。

もう小学生も中学生も高校生も大学生もやらなくていいの大人だから。いまがいちばん、たのしいな。おっとっと、となるところまで含めて、お酒がすきだなあとおもいます。

I Can't Get Started / Billie Holiday
さいきん、とにかくジャズをかたっぱしから聴きまくっているのですが、「言い出しかねて」という邦題ふくめ、いいなとおもった曲です。なんというか、ちりちりした音さえもいい。スタンダードナンバーとよばれるものからまず、いろいろ聴いていこうとおもっています。もともとジャズがすきな感じはあったのですが、ここであらためて勉強してみようと思い立ったので。あたらしいものはたのしいですね。

実家に着いたらまず、猫をこねくりまわそうとおもいます。それでは!


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