原因思考型と解決思考型

原因思考型と解決思考型。
今少し読んでた本の中に出てきました。
例えば地震で家が崩れて人が下敷きになっている時、
解決思考型は『どうやったら下敷きの女性が救えるか?救助に何人必要か?レスキューを呼ぶ手立てはあるか?』
と考える思考法。
原因思考型は『(救助よりも前に)なんで家は崩れたのか?工事業者が悪かったのか?あっちの家は崩れてないのに何故この家は崩れてるのか?』
と考える思考法です。
もちろん必要なのは解決思考型です。
原因も大切ですが、現代は明日何が起こるかわからない状態です。
いきなりなんらかの不可抗力で経済が破綻するかもしれません。
その逆もあるかもしれません。
今必要なのか確実に解決思考型です。
でも、現状は原因思考型に陥っている人が多いように感じます。
大学での授業を受けていても同じようなことがあります。
『いじめの対応法』です。
大学では『いじめが起こる原因は何か?いじめを制止するにはどうやったらいいか?』というのは教えてくれます。
でも、『いじめが起きたらどう対応するか?いじめを起こした子にどうアプローチするか?』
は教えてくれません。
「原因はたくさんあるから」ってことでことなのでしょうか?そして教えてもそれが全てに当てはまるわけじゃないからコストパフォーマンスが悪いと考えるのでしょうか?
とりあえずあんまり出てきません。
将来何が起こるかわからない、刻一刻と変わる世界で必要になるのは解決思考型。
もちろん原因は大事ですが、そこに固執し過ぎている場面が多い気がいたします。

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