㊗ドラクエ3 HD-2Dリメイク ドラクエ3をミステリーとして見る
HD-2Dリメイク「ドラゴンクエストⅢ 」が11月14日発売されます。
私ももちろんパッケージ版を予約しています。
おいアマゾン!ちゃんと発売日に届くんだろうな!!!
今回はHD-2Dリメイク発売を記念して「ドラゴンクエスト3 そして伝説へ、、、」を無理やりミステリーとして見てみたいと思います。
ドラクエを作った堀井雄二センセイといえば「ポートピア連続殺人事件」「オホーツクに消ゆ」と言った名作ミステリーゲームも作っていますし。
ただしあくまでネタだと思ってください。
このnote記事はネタバレありです。
「ドラゴンクエスト1」「ドラゴンクエスト2」「ドラゴンクエスト3」のロトシリーズ3作すべてプレイした方だけお読みください。
どれか1作でもまだプレイしてない方はここでお帰り下さい。
この次は「目次」になりますが、「目次」もネタバレになります。
ネタバレ防止のためすこしスキマをあけます。
・わが名はゾーマというトリック
ミステリーの「犯人だと思ったら真犯人は他にいた」に似ています。
実は「ドラゴンクエスト2」で「Aがラスボスだと思ったらラスボスは別のBだった」をやっています。
「ハーゴン👉シドー」で。
でも「ドランゴンクエスト2」のシドーは第2形態に近い。
プレイヤーは「ドラゴンクエスト1」の竜王と同じく連続戦闘に入ります。
ドラクエ1「人間型竜王👉ドラゴン型竜王」
ドラクエ2「ハーゴン👉シドー」
この2つは名前が同じか違うかだけの差。
プレイヤーは連続でラスボスと戦い続けるのは変わらない。
「ドラクエ3」で堀井雄二センセイは連続戦闘パターンをわざと外してきた。
お城に帰ってハッピーエンドというおなじみのパターン・・・かと思いきやわが名はゾーマ登場で「え!?」とびっくりしてしまいます。
ここでも予想を外してきました。
「表の世界が終わっただけでまだ裏の世界がある」と。
・わが名はゾーマ ファミコンの容量を使ったトリック
「ドラクエ3」を乱暴に言えば「クリアーしたと思ったらまだ半分だった」と。
ミステリーなら「真犯人を見つけたと思ったらまだ半分だった」。
これって無理ですよね。
300ページの本。
150ページで名探偵が犯人を指摘しても・・・
「まだ半分も残っている。こいつ犯人じゃないんだろう」ってわかっちゃいます。
2時間の映画。
1時間で刑事が犯人を逮捕しても・・・
「まだ半分も残っている。何かストーリーが展開するのだろう」って推測できます。
だからミステリーの本や映画だと終了直前に大どんでん返しを持ってくるしかできない。
たとえば推理小説だと「最後の1ページで大どんでん返し」「最後の1行で驚愕の真実が!」とせざるを得ない。
でもゲームなら直前ではないどんでん返しができました。
正確には1988年のファミコンゲームにはできた。
ファミコンカセットにおける容量の問題です。
昔のファミコンカセットの容量はかなり少なくゲームを作るのにかなり苦労したと言われています。
それがドラクエ3を作るころにはファミコンカセットの容量がかなり増えたそうです。
当時はインターネットがない時代。
一般の人はファミコンカセットの容量がかなり増えたなんてことは知りません。
「容量が増えたのでドラクエ3ではやりたいことが(ほぼ)すべてできた」と堀井雄二センセイが思っていた、とゲーマーたちが知るのはずっと後のこと。
急激にファミコンカセットで使用できる容量を増えたなんてことを知らないのだから「ハイ、ここでゲームクリアと思いましたか?まだ半分なんですよー」にプレイヤーは気づきません。
「ラスボス倒したと思ったらまだ半分だった」は「インターネットがなかった1980年代、ファミコンカセットだからできたトリック」だと思います。
しかし・・・問題もあります。
・わが名はゾーマ なぜ2回も言うのか?
「ラスボス倒したと思ったらまだ半分だった」と知って困惑したプレイヤーも多かったでしょう。
なぜか?
いきなりゾーマなる者が出てきたからです。
お城でいきなり「わが名はゾーマ」って名乗ってきます。
かなり驚きます。
でも別の感情も生まれます。
「お前は誰だ?」
いきなり「わが名はゾーマ」と言われてもさっぱりわからず「メラゾーマの名前の由来の人?」というコメントをするゲーム実況者(VTuber)の方もいらっしゃいました。
「わが名はゾーマ」👉「お前 誰だよ!?」になっちゃうのは伏線がないから。
もしかすると・・・探せばあるのかもしれませんが・・・普通にプレイして見つけられないのなら事実上「伏線がない」状況です。
ミステリー小説だと伏線がない謎解きは「アンフェア」判定されがちです。
小説やシナリオで「どの程度まで伏線を出すのか」はかなり難しいポイントです。
バシッと「これが答えだ!」とは言えません。
だからいきなり「わが名はゾーマ」はアウトとは断定しません。
しかし堀井雄二センセイたちゲーム制作陣も、ゾーマ登場がいきなりすぎるのはわかっていたのだと思います。
だからあの場面で「わが名はゾーマ」を2回言った。
プレイヤーは「ああ、あのゾーマね」とはならないから。
「ええええっっっと、バラモスの上司って・・・なんて名前だっけ??」とならないように「わが名はゾーマ」を少し間をあけてもう1度言った。
学校の先生よろしく「大事なことは2回言う」の精神です。
プレイヤーには子どもいますから。
時が経つと「ゾーマなんで2回言った?自己顕示欲すげえwww」みたいな扱いをされますが。
note記事は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
このnote記事が好評だったので第2弾を書きました。
㊗HD-2Dリメイク ドラクエ3をミステリーとして見る2~ときは戻れり
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