殴り合いじゃぁぁぁ:仕事と人生での根性の使いどころ~葬送のフリーレン
公務員クエスト失敗おじさんの「ありのこ」です。
2023年に潰瘍性大腸炎という病気(=難病)のため国家公務員を当てもなく退職。
〇〇省勤務ではなく出先機関に20年以上勤務していた事務系公務員でした。
今回はアニメ「葬送のフリーレン」から話をスタートして仕事の話につなげたいと思います。
殴り合いじゃぁぁぁ(byデンケン)
アニメ「葬送のフリーレン」第21話
サブタイトルは「魔法の世界」
お話は一級魔法使い試験の第一次試験。
デンケンというおじいちゃん魔法使いが登場します。
魔力が切れ時間的に一次試験の突破がむずかしくなった時、デンケンおじいちゃんが取った作戦。
それは
グーパンチ
です。
いや、実際にグーパンチだったかどうかは描かれてませんが最終戦術が「殴り合い」。
デンケンおじいちゃんが「殴り合いじゃぁぁぁ」と言っています。
魔法も何もない。
おじいちゃんの最終手段が「ぶん殴る」です。
デンケンは「熾烈な権力争いを勝ち抜いた海千山千の老獪な宮廷魔法使い」とWikipediaで説明されています。
そのデンケンの最後の戦いは「殴り合い」です。
「殴り合い」は言いかえれば「根性」です。
根性を最後に出すのはおじいちゃんの英知なのかもしれません。
ポイントは最初から根性で勝負をしない。
根性を持ち出すのは最後の最後です。
私は国家公務員を20年以上やっていました。
その経験から言っても「根性を持ち出すのは最後」は正しいと思います。
1.最初の段階は合理的を目指す
最初の段階では「合理的」に仕事を処理すべることを目指すべきです。
最初の段階では「合理的に仕事を処理する方法」を身につけなければなりません。
「合理的に仕事を処理する方法」を身につけるために、案外役立つ経験があります。
それは「受験勉強」。
受験勉強は実は「方法を身につけている」という効果があります。
「個別の知識」や「英語ができるようになる」よりも「方法の身につけ方」を学んでいる効果が大きいと思います。
根性だけで乗り切ろうとするとたいてい失敗するのが受験です。
受験勉強とは合理性のかたまり。
仕事はルーティーン化できる部分はルーティーン化する方が良い。
「体で覚えろ」とは「ルーティーン化しろ」とも言えます。
何も考えずに体で覚えようとすれば1万時間必要かもしれない。
しかし「合理的に」身につければ100時間でルーティーン化できるかもしれない、
というか、「そうしろ」という話なのです。
2.根性だけで勝負すると合理的にやっている人に負ける
根性だけで勝負している人は合理的にやっている人に負ける可能性が高いです。
負ける確率が圧倒的に高い。
根性だけで勝負している人たちが勝てるのは、根性も合理性もない人だけです。
根性だけで勝負しようとしている人たちは竹やりで戦車に突っ込むようなもの。
残酷なことだが仕事は結果で評価されます。
ただし新人のうちは「努力だけ」が評価される可能性はありえます。
「あいつは頑張っている」と、それだけで評価される可能性もある。
しかし努力だけで評価してくれるのが何年続くのかはわかりません。
半年なのか1年なのか数年なのか、状況によって変わります。
しかし「努力だけで評価される時代」は長くは続きません。
努力だけで結果が出せないと「バカ」扱いされるようになってしまいます。
3.ただし最後の最後には根性が必要なこともある
では根性がいらないかと・・・そんなことはありません。
ここが根性論のやっかいなところ。
「根性なんてまったくいりません」と言えれば楽なんですけど。
最後の最後には「根性」で乗り切るしかないこともあります。
これは公務員歴20年以上のおじさんがが認めざるを得ないこと。
だから「根性論」=「精神論」が一部で否定されずに跋扈しています。
しかし根性は最後の最後の最後の最後にどうしても必要な場面で出すものです。
根性は最初からいきなり出すものではありません。
デンケンおじいちゃんも最初から「グーパンチ」ではないですよね。
色々戦術を繰り出してどうにもならなかった。
このままでは時間切れで第一次試験を不合格になる。
最後の、最後の、最後の無様なあがきとして「殴り合い≒根性」なのです。
ブログ記事は以上です。
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