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宗教2世問題と、トランスジェンダーと家族の問題、その類似性について。

キリスト教関係の方のツイートを見て、ふと思ったこと。

宗教2世は出生時に親によって宗教を割り当てられます。
成長してそこから離れようとしたら、親との関係や親族関係を断ち切らなければならない局面がでてくるようです。

そういえば、トランスジェンダー(完全に性別移行した人)も、これに近いなあと思いました。
出生時に、親によって性別を割り当てられます。
その性別にのっとって成長するわけですが、親からの期待などもあって、なかなかその性別から離れることはできません。
なんとか期待に沿うようにがんばりますが、どこかのタイミングで挫折します。
徐々に性別移行をして、カミングアウトをするわけですが、これは一種の「脱会」です。うまく親との関係を再構築することができることもあれば、完全に親と絶縁することにもなります。あるいは、親との関係は再構築できても、親族との関係はストップするかもしれません。(実際、現時点で私も親族の冠婚葬祭には出席し難い状況です。出席してもいいのですが、説明が面倒なので、いろいろな理由をつけて断っています。)

そう考えると、「性別の割り当て」とそれに基づく「性別役割分業」「ジェンダーロール」とかって、かなり宗教チックだなあと思わされます。
「二世問題」と考えるとかなり納得感がありますね。
「二世」というより、何世代にもわたって続いている、強固な信仰です。

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