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LGBT・アライ 雑感含む

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#LGBTアライ

「GID」批判者と「GID」自称者の認識のズレ【同じトランスジェンダーなのに?】

1.なんかずれてる「GID」概念を批判する人がいます。すなわち、「病理概念なので、トランスジェンダーにそれを適用すべきでない」など。

一方で、自分がGIDであることを誇りに思っているような人もいます。たとえば、嬉々としてtwitterにGID診断書をアップしている人がいます。

もちろん後者としては、自分がGIDであることにアイデンティティを感じているので、GID批判は頓珍漢のように感じるでしょ

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LGBT「非当事者」が「当事者」になるとき。親と子供。

LGBTアライの方と話してて、「LGBTについてはアライでさえ他人事みたいに思ってしまう部分がたくさんあるのに、興味のない人に興味をもってもらうのはさらに難しい」という話をされていました。

「カランコエの花」という映画があります。

高校を題材にした映画なので、私は高校生の視点で感想を持っていました。しかし一方で、アライの方が「親としての視線」で映画を見てらしたのを知り、ハッとしました。

「子

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人に「ストイック」と言うのは、ときに上から目線ですよ。【LGBTアライ向け】

あるタイ在住女性のツイート。

「タイのレディボーイの友人が増えた。彼女らが元男性なのに女性の姿になろうとしてるのは、並大抵の努力じゃないし、ストイック。私も見習わなきゃ。」

(大意です。知り合いのかたではありません。)

問題が二つあります。

①「それはストイックなのか?」たとえば、息をする人に対して、「ストイックに息をしていますね~」とか言いますか?
毎晩歯磨きする人に対して、「ストイック

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「カランコエの花」感想① 保護者会でLGBTや性同一性障害について突然話されたら?

1.教師が教室で突然LGBTの話をはじめるシーン映画を見て気になったのは、教師がクラスで唐突にLGBTの話をしだしたシーンです。
これによって、生徒同士での疑心暗鬼が生れたような印象も受けます。

先日、企業系のLGBTアライの方々のグループとお話する機会をいただきました。その方々の間でも、その点で議論があったと聞きました。

2.私の体験。保護者会で親が「性同一性障害」について話されたときの話思

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