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「ブレッドフレーション」日本のパン文化は大丈夫?


欧米はブレッドフレーションらしい

パンは多くの人にとってのソウルフードであり、
食卓を彩る欠かせない存在です。

私のような日本人でもパンが大好きですが
パンが主食である欧米だと、
まさに暮らしそのものですね。

しかし、最近では小麦の価格高騰により、
パン屋さんたちが苦境に立たされています。

この現象を英語で
ブレッドフレーション(bread-flation)
と呼ぶらしく、

パンの値上げを指す言葉として使用されて
いるということです。

私は日本経済新聞のWeb記事で知りましたが
近いうちに日本でもよく耳にすることに
なるかも知れませんね。

すでに日本でも進行中

日本は小麦のほとんどを輸入に頼っており、
昨年からの小麦価格の上昇で、
パン屋さんたちの原材料費が増加。

通販サイト「リベイク」の運営会社
クアッガが行った調査では、
現在のパン屋さんの課題の一つとして、
91%の店が「原材料費値上げ」を挙げています。

このような厳しい状況の中で、
パン屋さんたちはどのように克服していけば
良いのでしょうか。

正直な説明と価値を高める取り組み

価格の値上げが避けられない中で心配なのが
売り上げの低下です。

消費者に価格の値上げについて正直に説明し、
なぜ値上げすることになったのか
伝えることで理解を得ることが大切です。

顧客とのコミュニケーションが強化されれば、
顧客の声からのフィードバックを取り入れ
商品やサービスを改善することで
顧客満足度を高める取り組みになります。

とはいえ現実的には、
国内産の小麦の割合を増やすなど
輸入に頼らず原材料の価格変動に
左右されにくくするなどの対策や、

価格を据え置きする代わりに、
商品の内容やサイズを見直したり、
新しいフレーバーやトッピングなど

より付加価値の高い商品を開発する
ことで顧客の満足度を高めつつ
売上を確保する取り組みが重要です。

更に重要なのが食材のロスを減らす
取り組みです。

値上がりによる売上不振のために
廃棄される「ロスパン」が増えてしまう
フードロスを減らすために、
生産段階や販売段階での効率化を図り

利益と環境を両立させることで
消費者からの評価が獲得できれば
素敵な未来が開けそうですね。

日本のパン屋さんを応援

パン屋さん同士で共同での仕入れや
物流の効率化といった業界全体での
連携を強化しする取り組みも
行われていると聞きます。

経済的な厳しさや課題に対して、
柔軟な対応や創意工夫しながら、
顧客満足度の向上や持続可能な
ビジネスモデルの確立を目指す。

日本のパン屋さんって素晴らしい。

私は日本のパン屋さんについて
食べることでしか応援できませんが
しっかり応援していきます。

本音を言えば、ただ美味しいパンを
納得できる価格で目一杯食べたい
だけなのですけどね。

できればブレッドフレーションという
コトバが流行語にならないことを
切に祈っています。

出典:
日本経済新聞/令和なコトバ「ブレッドフレーション」

【rebake調査レポート】店舗運営に関する調査


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