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飢餓な世界は救えるのか? お残しは許しまへんでっ!

さっき、久しぶりに母と電話をしました。

"人からもらったお金や宝くじで当てたお金ってすぐ無くなるから"

"気をつけてね"

by 偉大なる母

今日は世界の飢餓について書きたいと思います。

飢餓とは病気ではありません。

栄養不足となり生活が困難になっている状態のことです。

世界の人口の9人に1人が空腹で栄養失調に陥っています。

地球には現在、すべての人が必要とする分の食糧があるのに!

はい。そうなんです!

世界は食糧で溢れています。

日本では数十年前から、食品ロスという言葉も出てきました。

それではなぜご飯が食べれない人がいるのか?

私は単純に食糧が足りていないがために

飢餓の地域があるものだと思っていました。

それは"YES"でも"NO"でもあります。

主な飢餓の原因は自然災害紛争慢性的貧困にあると言われています。

ここで我々ができる支援が募金や食糧を送ることです。

私もそうだと思っていました。

けれども飢餓の人々をサポートする方の話を聞いていると

あることが分かってきました。

それが、

長年にわたる飢餓の原因は、単なる食糧不足ではない

ということです。

原因はそれよりももっと根本的なところにあり

食糧支援をしたところで何も解決されないそうです。

一時的に救われる人がいるかもしれませんが。。。

1990年代初頭のソマリア危機で

救援のための食糧支援は飢えに苦しむ人々を養いましたが

結果的に現地で勃発した内戦を悪化させる原因となり

長期的な飢餓へと繋がりました。

膨大な食糧支援で供給された食べ物は、

戦時下の国々でよくある強欲と不正によって盗まれ

本当に必要としている国民に行き渡らないこともあります。

加えて無料の食料品で溢れた地域の市場に

ダメージを与える原因になることもあるそうです。

せっかく地域で生産した農産物や家畜がまったく売れないことがあり

新たな問題を引き起こす原因となっています。

最終的に人々は働くことを放棄して、

支援に依存しなければ生活ができない負のスパイラルに陥る人が増え、

慢性的な貧困から抜け出せなくなります。

自分自身を弱者で無能だと感じてしまい、外部に依存してしまいます。

自給自足できる将来の可能性は、

食べ物を無料で手に入れる機会によって、

低くなってしまいます。

長期的に見て飢餓を解決する方法の策は "教育" ではないのかなと思います。

貧しい国では子供に教育を受けさせられないために

貧困の連鎖を断ち切ることができない地域が沢山あります。

これは私自身がドミニカ共和国で仕事をしていた時にも感じました。

働くことの大切さや、農業などの知識、技術の習得により

自分で考えて生きていくことの意味や喜びを学ぶ機会が絶対に必要です。

そのように若い世代の意識が変われば

将来的に飢餓は減っていくのではないでしょうか。

一時的な食糧支援で助かる人は沢山います。

ですが長期的な目で見たら

教育支援や働く環境作りが必ず必要になってくるでしょう。

冒頭に書いた母親からのメッセージがとても身に染みました。

良く母が言っている言葉があります。

親として一番大切にしていることは

 "子供に教育を受けさせること"

そんな教育を平等に受けれる世の中になって欲しいな。

では。

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