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ファイナンシャルプランナー×中小企業診断士の家計簿 5【家計簿の見方①】

この記事からは、家計簿の見方を”損益計算書” ”貸借対照表” にわけて、説明していきます。

損益計算書の見方

損益計算書って、ことばの通りで、いくら損したか、または、いくらの利益だったかを計算するものです。

要は、収入と支出がどれくらいあって、どれくらの利益もしくは損をしたか、を、”月別”に集計し、最後に年間での合計を算出するものです。

通常、家計簿でレシートなどから記録していくものがまさにこれにあたります。

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収入

サラリーマンの方は、給与収入がほとんどだと思いますし、パートさんの場合も給料として受給している場合がほとんどだと思います。

これらの場合は、家計簿の作り方で、入力した内容と、給与明細の各項目とがあっているかどうかをチェックしてみてください!

その他収入(例えばアフィリエイトとか、メルカリとか)まで管理したいよっていう方は、それらも書いてもいいかと思いますが、お小遣い程度(月数万円)であれば、手間なので書かないでOKです!

変動費

これは、収入に応じて、変えるべき項目になります!

実はここを意識されている方は、コスト意識が高く、うまーく家計を回している方が多いです。

わたしの身の回りの方を例にとってもここを意識されている方はうまいです。

具体的なポイントとして、2つあげときます。

1つ目は、収入に応じた支出をすべき、という点。
もう一つは、それって、本当に必要経費で固定されているものかを考えるべきという点です。

前者の収入に応じた支出をって点は、なんとなーくわかると思いますが、
なかなか徹底できないのが現実ですよね。。。

そこで出てくるのがファイナンシャルプランナーだったりするのですが、
少しだけ自分に厳しくすれば、なんとかなりますw

小遣い、趣味、娯楽、服、外食あたりは、ほかのものに代替できたり、
我慢することもできますよね。

収入が少ないのに、実は服をいっぱい買っていた、しかもその服、あまり着ていなかった~とか、よくある話です。

別記事で、定量的な目安(服代は、収入の何%くらいに抑えるのがいいよ)みたいな指標は出そうと思っていますが、そのような一つの”目安”をおくと、冷静な支出、うまい家計ができたりします。


もう一つ。それって、固定費?っていう点。

ここの議論でよく出てくるのが、車です。

ガソリン代とか、点検代とか、高速代とか。。。

車を持たないと生活できない、とか、なんかしらの理由があれば、固定費でもいいと思いますが、例えば、都内に住んでいて、電車を使えば、便利に移動もできるのに、車をもっていて、っていう場合。

”車の方が楽だし” ”気分がいいし” ”運転好きだし”
まぁ、娯楽ですよね。レジャー費として計上することをおすすめします。

そして、必要以上にいい車だったり、高い駐車料金だったり、、、
それ、収入にあっていますか?っていう話になります。

もちろん、それらを認識して、許容範囲で家計をやりくりするのは構わないと思います。

それから、こんな場合は、別ですよ、固定費で全然かまわないです。

「いい車に乗りたい」 >>> 「月5万でミシュラン店」

なぜ?

それはやりたいことが車に乗りたいことだから。

これはもう最初に設定すべき、目標にあるため、最優先になります。
それで収入に見合ってない場合は、他をうまく削って、やりくりすればよいのです。

固定費

固定費は、基本的には悪者と考えてください。

これ、少なければ少ないほどいいです。

どうやってこれを削るか、うまく考えて実行できている人のまねをしまくった方がいいです。

今後、この固定費削減の記事は色々アップしていきますが、
とにかくまねできることはしてください。

極端に言えば、ミニマリストを目指すべきです。

不必要なものは徹底的にカットすべきです。

ただ、追い詰めるとストレスになる場合もあるので、
ある程度、余裕を持つことをおすすめしますw

その他支出

臨時費用ですね。

通常はかからない費用。

例えば、災害とかで壊れたものを簡単に直したり、何かの被害にあったり・・・といった想像だにしなったような支出として、基本はあまり計上しないということでよいかと思います。

収支

利益です!

よっぽどの支出がない限り、ここはプラスになってますよね。。。

例えば、毎月は赤字で、ボーナスでその赤字を補填する・・・みたいなのは、まぁ、年間通してプラスならいいかとも思いますが、おすすめはしません。

ボーナスに頼るのはよくないですからね。

万が一、会社がつぶれたり、超不景気になってボーナスが出なくなったり、、、とかありえますからね。

普段から余裕をもってやりくりすることをおすすめします!


まとめ

ということで、損益計算書は、いわゆる家計簿と近い中身なので、
わかりやすかったと思います。

企業の会計みたいに複雑なものを取り入れる必要もないですしね。

次回は、貸借対照表の説明をしますが、これがちょっとやっかいかもしれませんね。


有栖ケンタ

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