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良い上司との対話で得たものについて(1/N)

何を書くのか

私は現在ITコンサルティング会社で働いているエンジニアです。
(近々SaaS事業会社への転職が決まっています。退職エントリを最後のリンクを最後に載せているので是非ご覧ください。)

社会人3年目で会社としては2社を経験し、様々な上司と働いてきました。
上司と1on1をしながら自分の考えを壁打ちするのがとても好きで、その中で様々な気づきを得られています。

今回はその気づきの振り返りをベースに、考えを共有しようPart1!です。
今後のキャリアの中でもこのような体験は増えると思うので、都度シェアしようと思います。

是非、いろんな方の意見も聞いてみたいのでシェアやいいね、コメントもよろしくお願いします!

成果を出す最適な方法とは?

まずは、私が前職IT事業会社で働いていた際の上司との1on1での話です。
当時私は新卒1年目で、セールス代行事業の新ポジション、フィールドセールス代行のPoCを行っていました。
セールスの経験はインターン時代からの1年弱で回りに同じポジションの人がいないという中で、どうやって成果を出せばよいか分からないという状況でした。

上司「最近どうよ」
私「中々成果でないですね。。。正直何が正しいか分からんって感じです。なんかいいアドバイスないっすか?」
上司「成果が出る方法ってのはね、試してみて一番成果が出た方法のことを言うのだよ
私「!?!?!?!?!?!?!?」

期待を大きく裏切る返答でした。
経験豊富な上司から何かセールスに役立つアドバイスを貰おうと臨んだ1on1でしたが、上司の答えは違いました。

以下、私の学びです。
目標を置いたら、まず仮説を立ててやってみる。
仮説→検証→振り返りのループで少しずつ目標に近づいていく。
そして、上司はこのループを最速で回すためのツールである。

この経験以降、何か相談する際は何かしらのアウトプットを持っていくことを心掛けています。
アウトプットベースを意識することで、より深い議論ができると思っています。

適切なスキル開発とは?

以下の2つはエンジニアに転身し、ITコンサルティング会社で働いている際の上司の話です。

まだエンジニアとしてもビジネスパーソンとしても未熟な私はスキルアップのロードマップの壁打ちがしたくて社内の凄腕PMと1on1をしていました。

私「これからどうスキル開発していけばいいですかね」
上司「今はどんな感じなのよ」
私「私は性格上○○な感じなので××で価値を出すのは難しいと思っています。なので△△な部分を伸ばしていけるといいなと思っています。」
上司「ちょっと危険な考え方だね。性格とスキルは分けて考えた方がいい。
私「どういうことですか。」
上司「誰しも今までの環境が作り上げてきた性格はユニークなもの。性格上、意識しなくても上手にできるものがあるのも不思議ではない。ただ、性格がこうだから、そのスキルは習得できないという論理は通らない。」
私「なるほど、自分の性格とその性格が故に意識しないでできること、そして意識して習得すべきスキルを区別して考える必要があるということですね。」
上司「その通り。因みに意識して習得したスキルは、その習得過程で苦しむ分、他人に教える際に体系立てて伝えられるというメリットがあるよ。」

自分の強みをいかに伸ばすかにフォーカスしていた自分にとって、少し考えの甘い部分が出たなという感覚でした。

自分の行動特性を理解して、目標像のスキルを棚卸しし、意識して取り組むべき課題に落とし込むというのが自然な流れであると考え直した経験になりました。

視野と視座の話

次は、エンジニアの価値について考えたことの壁打ちをしたときの話です。

私「エンジニアの価値について考えてみました。ご意見伺いたいです!」
上司「色々考えてみるという行動はよいね。思ったことは2つ。
1つ目はエンジニアとしての具体性には欠けるということ。課題発見→解決策提案→実行はビジネスパーソンとして当たり前のこと。わざわざエンジニアと題しているからにはもう少し深掘りが必要だね。
2つ目は本当に価値はこれだけ?と思ってしまった。まだエンジニアが出せる価値を体感した経験が少ないから分類しようとすると漏れが生じているね。」
私「なるほど、、、どの目線で語るかとその目線で見るべき範囲を網羅しているかですね。」
上司「そうだね。前者は視座の話で、後者は視野の話だね。特に視野は経験が影響する部分でもあるから、すぐに習得するのは難しいよね。ただ考え続けるというのは重要だね。」
私「よく理解できました。もっと考えをもっとブラッシュアップしてきます。」
上司「うん、人生いくつになっても考え続けて学び続けないといけない。このことを忘れないでね。」

今自分はどの目線で考えているのか、そして論点は本当に網羅したのかをより意識して考えていこうと思った体験でした。
経験を積む中で視野を広げて日々考え続けようと思っています。

最後に

これからSaaSのエンジニアとして様々は経験を積んでいきます。(「何を書くのか」の章で紹介した私の退職エントリはこちら)

数多くの上司との対話の中で、どんどん学んで成長していく気概です。

以上です。


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