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思いっきり笑ってポジティブな感情も受け入れよう コラム27



ありのままの自分を大切にするときに、大事にしてほしい感情の一つが、「面白い」ということです。

面白いも幅がたくさんありますが、ここで申し上げるのは大笑い、馬鹿笑いするくらいの面白さです。

学生時代、クラブが終わるのが夜の8時でした。それから、ミーティングがあって、大学を出るのが9時くらい。すぐに家に帰らずに、道端にたむろして、なんだか分からないけど、バカ話をしている。30分くらいで変えることもあれば、気づけば日付が変わっていることもありました。

なんで集まって話しているかというと、生産的な話は全くなく、ただ面白い話をしていて、腹の底から笑うということを、ほぼ毎日のようにやっていました。

社会人の先輩が、クラブの後に食事をごちそうしてくださったときも同じで、ひたすらバカ話。先輩曰く「こんなに笑うこと、普段ないわ」と話されていましたが、確かに、学生の時ほど腹抱えて笑うことは最近ないなと思うわけです。

ただ、ときおり、あり会でもこれに近い笑いが起こることがあります。それは、たぶん話しての人が受けを狙ったのではなく、自身をさらけ出した結果なんだと思います。

笑うことは心身ともに健康に良いとされます。中高年を対象とした笑いの研究では

「笑いは緊張、不安を低減し、気分をより良好にし、活気-活力、友好の要因を高めることが示された。」

という報告があります。

また、笑いがこみあげてくるとき、「面白い」という感情を我慢せずに認めている瞬間でもあります。

自分の感情を受け入れるというとき、ネガティブな感情を受け入れることを考えがちですが、実は、ポジティブな感情を受け入れることも大事なのです。

そして、ポジティブな感情のなかでも「面白い」というのは笑いという行動と関係しますので、受け入れやすい感情であります。

逆に、最近全然笑わないとか、面白いと感じないという状況は、心が緊張しすぎて硬直していると考えられます。うつ的な症状を呈している可能性がありますので、受診したり、誰かに相談したりすることをお勧めします。


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