1歳児のおやつにハッピーターンという衝撃を受けた話/2019年4月執筆
※2019年4月に執筆したアメブロ記事を再掲。
この4月から次男も0歳10ヶ月で認可の保育園に預けている。
長男も0歳10ヶ月で認証保育園に預け、その間に外苑前で「カーサベッラ」を夫婦でオープンした。
同じ月齢で保育園に通わせることになるなんて、なんとも奇遇なこと。
私自身は現段階では会社に復帰はしておらず、お店を手伝っている。
元居た会社に戻っているわけではないので復職証明はもらえない。
なので、もしかすると下の子は6月末で退園になるかもしれない。
そしたらそれはそれで仕方がないと腹をくくっている。
これまで、保育園には本当にお世話になってきたし、
保育園がなければ会社員に戻って働くこともできなかったわけで、
トイトレやら集団生活やら子どもにたくさんのことを教えてもらい感謝している。
でも、
今こうして会社員ではなく働きながら保育園にかかわることで冷静に見えてくることがある。
次男のいる0歳児クラスは、1歳の誕生日を迎える子がちらほら出てきた。
次男もまもなく1歳を迎える。
ある日、
長男のサッカースクールに行く関係で、ちょうど15時のおやつのタイミングでお迎えに行った。
長男と一緒に0歳のクラスに入り、次男をピックアップしようとしたとき、
長男「あ!ハッピーターンだ!」と。
私「赤ちゃんにハッピーターンあげるわけないでしょ」と笑い飛ばした矢先、
近くの保育士さんが「ハッピーターンです」と悪気のない笑顔。
その時は時間がなかったので、衝撃を抑えサッカースクールに向かったのだが、
いざ次男が1歳を目前に迎え、1歳になってしまったらハッピーターンが与えられてしまうと危険を感じ、
保育園の連絡ノートに
「自分たちはそういったお菓子を与える方針がないので園でも与えないでいただきたい」と書いた。
すると、朝保育園へ送りに行った際に担任の先生が
「ハッピーターンだけで大丈夫ですか?牛乳を飲み進めやすくするために食べさせていて、おせんべいやクッキーのような時もあるんですが、全部NGでしょうか?」と。
園長先生もその話に加わり、
「園では栄養価などを考慮し選定していてその一つがハッピーターンで、ご家庭の方針もあると思うので、無理にはもちろん食べる必要はないんです」とのこと。
違うんです。
違うんですよ。
ハッピーターンはうちの子だけが回避すべきでなく、乳幼児にとって全く良いものじゃないのです。
理解していただくために、以下の記事を探した。
尊敬してやまない安部司氏の引用があるから、変な偽造記事でなことは確か。
味覚障害を引き起こすようなグルタミン酸たっぷりのお菓子を、1歳になりたての息子に、私は絶対にあげたくない。
正直、この価値観に賛同してくれるようなママ友は少ないし(だから年々友達は減る)、そこまでの意識をもって子どもとの食生活を考えている大人が周囲にあまりにも少ないことに日々落胆する。
保育園にこんな風に物申したのも私が初めてのようで、その事実に驚く。
今まであまりに保育園を信用しすぎ、色々なことを丸投げしすぎていたと、今更しても遅い後悔をする。
栄養価どうこう言っていたので、園で判断して決めているのではなく、保育園の運営団体の意向だと思った私は、社会福祉事業団の保育課に電話をした。
折り返し連絡をもらうと、事業団の判断ではなく、おやつの取り決めと購入などすべての判断は各園に任せているとのこと。
担当者も「さすがにハッピーターンはしょっぱくて0・1歳にはダメですよねぇ」と言う。
まぁ、できれば0・1歳どころか2歳だろうが3歳だろうが4歳だろうが5歳だろうが、あげたくないのが実際の心情だけれども。
園に責任があるとのことだったので、啓蒙活動の意味も含め先生方に記事のリンクを送った。
すると、園長じきじきに電話がかかってきた。
園長
「リンクも送っていただきすみません。ちょうど昨日、問題提起いただいたのを受け、これまでハッピーターンを選んでいたのは軽率だったとナースとも相談して、0・1歳の乳児には取り寄せの無添加のせんべいまたはクッキーを少しお金がかかってしまうのだけれど採用しようと話していたんです。余ったら上の年齢向けに分けたりもできて、コスト面を重視してしまっていたことを反省します。それを直接昨日言いたかったのがお会いできなかったので電話させてもらいました」
とのこと。
誠意ある対応にまずは感謝したい。
とりあえず、次男のハッピーターンデビューを阻止できた。
あまりにも食に対して大人たちが無関心かつ無知すぎるのだ。
誰か一人でも、それは体に悪くないですか?と気づき言える人はいなかったのだろうか。
安かろう悪かろう。
それは現実だ。
私はハッピーターンは絶対に買わない。
長男は友達からもらったり、お祭りの景品になったりして食べたことがあるし、今でももらったら食べる。
でも、毒であることを伝えているから、スーパーなどでそれが欲しいとは絶対に言わない。
長男も次男も無菌状態で育てようとも思っていないし、保育園に通わせている時点でそれは無理だと理解している。
でも、親が無関心でいないだけで、阻止できること、守れることはある。
保育園にけむたがられても、ママ友や周りの人に若干引かれても、友達がいなくなったとしても、私の家族は確固たるポリシーを持ってこれからも日常を送っていきたい。